町工場で、本を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768469309
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

内容説明

旋盤工・作家とし、現場の話を書き続けている著者が新聞、雑誌等で発表した30年に亘る書評を収録。

目次

1 錆色の町・めぐまれた友
2 「旋盤工・作家」駆け出しのころ
3 名作に描かれた技術・技能
4 読書とともに

著者等紹介

小関智弘[コセキトモヒロ]
1933年、東京都大田区生まれ。高校卒業後、1951年から2002年までの50年間、複数の町工場で旋盤工として働きながら、その体験をもとに、小説やルポルタージュを書く。1975年に『粋な旋盤工』(岩波現代文庫)でデビュー。1981年『大森界隈職人往来』(岩波同時代ライブラリー)で日本ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

minazuki

11
2006年発行。図書館の棚で偶然見つけた。小関さんは、東京大田区の町工場で、50年間旋盤工として働き、小説などを書いてきた。「働きながら読み、書くことを続けるうちに、次第にわたしの関心は、『人はなぜ働かなければならないのか』に絞られた」。ここに集められた本も、「広義の”ものづくり”」についての本であり、「労働現場の体験を踏まえた感想」である。/彼の語ることはことはもはや時代遅れなのだろうか?私の甥が、かたちのある仕事がしたいと、IT企業をやめてものづくりの職人になった。小関さんのような人間はいるのだ。2019/11/08

あちゃくん

3
小関さんの読書録。ご自身の働いていた体験と、様々な取材体験と、この本に書かれているような読書体験が、3つ相まって小関さんの働くものに暖かなまなざしを向けた文章になるんだなと改めて納得。2009/04/04

mizzan72

2
旋盤工であり作家でもある、小関智弘さんの本はいくつか読んできたが、自分の子供の頃の話、大田区の様子、書評をまとめた本作はちと異色かも。取り上げた本の中に、山本周五郎や池波正太郎、浅田次郎など、好きな名前を見つけて喜ぶ。小関さんの本を読んでいて、いつも「青べか物語」が浮かんできたのは、こういう訳か。納得。2015/02/02

tu-ta

1
読書メモのURLは http://tu-ta.at.webry.info/201503/article_3.html 大好きな小関さんの本。大好きと言いながら読んでない本がたくさんあって、これも今頃読んだのだが。村井吉敬さんの本が何回も参照されていたり、新日文で針生一郎さんの講義を聞いた話とか、個人的にも懐かしい名前がでてきて、うれしかった。また、1950年代のこの地域での文化運動について、もっと注目されてもいいのだろうな、と再び思った。読書メモのURLはコメント欄にも2015/03/17

miri

0
こんなに職人よりな選書をあげてくれる本は、他にないのでは。2016/08/22

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