内容説明
ナチス第三帝国のもうひとつの素顔。戦争経済と人種イデオロギーのはざまで労働に従事した外国人労働者の社会史を解明する。
目次
二〇世紀ドイツ史における外国人労働者
第二次世界大戦期ドイツの外国人労働者の統計的概観
ドイツ人女性の労働動員
強制労働への序奏―第二次世界大戦とポーランド人強制労働
ソ連人の労働動員―一九四一・四二年
ソ連人労働者政策の転換
第二次世界大戦下ドイツ国民の外国人労働者像
東部占領地域での労働力調達
ユダヤ人絶滅政策、ナチ強制収容所と外国人強制労働
強制労働の規律化
総括的考察
比較と展望
著者等紹介
矢野久[ヤノヒサシ]
1950年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。1983年、ルール・ボーフム大学博士号取得。慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。慶応義塾大学経済学部助手、助教授を経て1996年から教授。現代ドイツ社会史。研究領域はナチ時代の社会史の他に、戦後ドイツの外国人労働者の社会史
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