内容説明
ナチ親衛隊の過去を隠し、虚構の人生を生きたドイツ知識人の肖像。
目次
プロローグ これもまたひとつのドイツ史
第1章 シュナイダー(孤立した時代:ケーニヒスベルクの幼年時代;国語の授業;東プロイセンの教育者 ほか)
パサージュ わたしの名前はシュヴェーアテだ
第2章 シュヴェーアテ(はじまりとしての終わり;「ご主人はお亡くなりになりました、あなたによろしくとのことです」;書くことによる自己批判的思考のゆるやかな形成 ほか)
追伸 歴史になにを学ぶことができるか
著者等紹介
レゲヴィー,クラウス[レゲヴィー,クラウス][Leggewie,Claus]
ギーセン大学政治学教授。1950年ヴァネ=アイケルに生まれる。ケルンとパリで社会学と歴史学を学ぶ。ゲッティンゲン大学で政治学の博士号および大学教員資格を取得。1989年からギーセンのユストゥス=リービヒ大学に勤務。現在同大学のメディア=インタラクティブセンター所長。専門分野は移民、文化的国際化、多文化主義、保守主義、極右思想、象徴的政治、政治的コミュニケーション
斉藤寿雄[サイトウヒサオ]
1954年長野県生まれ。東京都立大学大学院修了。現在、早稲田大学政治経済学部教授。専門は20世紀のドイツ詩。2000年から2002年までレーゲンスブルク大学客員研究員
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