内容説明
レズビアンやゲイの人生の目的とは何か。同性愛を世界の文化、歴史的視点から考察する絶好の入門書。
目次
第１章 多文化のなかのゲイ・レズビアンたち
第２章 同性愛をめぐる文化的神話
第３章 非西欧文化におけるセイム・ジェンダー関係
第４章 多文化における成年式とカミング・アウト儀礼
第５章 第三世界の性の生活様式と同性愛
第６章 現代社会のゲイ、レズビアン、バイセクシュアル
第７章 結論―文化と性的少数派のエンパワーメント（権利拡張）
著者等紹介
ハート，ギルバート［ハート，ギルバート］［Ｈｅｒｄｔ，Ｇｉｌｂｅｒｔ］
シカゴ大学・ヒューマン・ディベロップメント部門教授を経て現在はサンフランシスコ州立大学教授。「人間の性」研究プログラム主宰で、多数の研究論文と１０数冊の著書がある
黒柳俊恭［クロヤナギトシヤス］
１９４６年生まれ。シカゴ大学大学院修士課程修了。現在、日本性科学会、日本精神衛生学会、その他アメリカのセックスカウンセラーなどの学会であるＡＡＳＥＣＴやハリー・ベンジャミンの国際ジェンダー・ディスフォリア学会に所属。ストレスケア日比谷クリニックおよび土浦メンタルクリニックに心理カウンセラーとして勤務
塩野美奈［シオノミナ］
１９６８年生まれ。神戸大学法学部法律学科卒業
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感想・レビュー
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アスタラビスタ
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非常に興味深く読みました。世界の同性愛の実態についての研究書。実際にﾌｨｰﾙﾄﾞﾜｰｸに基づいて書かれている。同性愛者がおかれている現在の状況と、「ヒジュラ」や「二つの魂」などの、「第三の性」として伝統的に昔からあった制度化された同性愛など、同性愛の様々な側面と様々な形態について知ることができる。カミング・アウトに際する同性愛者の心情なども、著者が同性愛者であるため実感がこもっており、理解しやすい。2010/02/06
