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内容説明
豊饒なる巨樹の森。森の神々に人や動植物たちははぐくまれ、自然と生命の一体感が生みだされる。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作『森の回廊』につづく、北ビルマ辺境紀行。
目次
森からの呼び声
猪の牙に秘められた力
焼畑と森の賜物
鉄と山刀
家に魂が宿る祭り
発酵と母なる神の乳
文様の宇宙
宝貝と稲
山の道の歌声
不思議な話
宇宙樹の森
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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『森の回廊』はビルマ北東部をゲリラとともに1300日歩いた日々を時系列で語る。こちらはネタになっているものは全く同じで、項目別に整理したもの。衣食住、精霊、道具(主に山刀)音楽、文様、森の動物等々のジャンル分けをして、観察記録と筆者の考察・感想を記す。あまりに神秘的で身体に訴える感覚なので、感想というよりは身体と心が震える直感的なものと言えるかもしれない。強烈な体験を2種類の方法で整理しないと、多分筆者の魂は日本に帰って来れなかったんだ。感心するのは、蛇でもテナガザルでも、なんでも美味しく食べていること。2018/01/14