内容説明
「憎しみの歴史」の正体を明らかにするための基本図書。
目次
ユダヤ人への敵意。むずかしいテーマへのアプローチ
多数派と少数派。一般大衆からのドイツ在住ユダヤ人への合図
ユダヤ人敵意の伝統。宗教的ルサンチマン
人種主義的留保としての反ユダヤ主義。社会的ルサンチマン
社会の中心部と極右主義を結ぶユダヤ人敵意の架橋機能
反ユダヤ主義者のいない反ユダヤ主義。メレマン事件
ホーマン事件―愛国的な企図を道具として利用するための教訓劇
ユダヤ人の世界陰謀?ある産物のしぶとい生命力について
ドイツ人の五人にひとりは反ユダヤ主義者か?
イスラエル批判はどの程度許されるのか?
ヨーロッパのユダヤ人敵意
スイスとオーストリアの反ユダヤ主義
結論:反ユダヤ主義とはすなわち何か?
著者等紹介
ベンツ,ヴォルフガング[ベンツ,ヴォルフガング] [Benz,Wolfgang]
1941年Ellwangenに生まれる。フランクフルト、キール、ミュンヒェンで歴史、政治学、美術史を学ぶ。1968年博士号取得。1969年から1990年までミュンヒェンの現代史研究所研究員。1990年から2011年までベルリン工科大学教授兼同大学反ユダヤ主義研究センター所長。1992年Geschwister‐Scholl‐PreisならびにDas politische Buch der Friedrich‐Ebert‐Stiftungを受賞。亡命研究会会長
斉藤寿雄[サイトウヒサオ]
1954年、長野県生まれ。東京都立大学大学院修了。現在、早稲田大学政治経済学部教授。専門は20世紀のドイツ詩。2000年から2002年までレーゲンスブルク大学客員研究員、2010年から2011年まで同大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルナティック