内容説明
玉砕の島サイパンで、民間人を守りながら戦い抜いた日本人たちがいた。米軍に包囲され孤立しながらも、あきらめることなく使命を果たした若き大尉と名もなき兵士たち。その奇跡の生還までの史実を明らかにする。日本人が決して忘れてはならない歴史がここにある。
目次
第1章 委任統治領サイパン(日本の委任統治領;絶対国防圏 ほか)
第2章 サイパン島攻略作戦(略奪作戦;海兵隊と陸軍 ほか)
第3章 アメリカ軍襲来(空爆と艦砲射撃;チャランカノア海岸の激戦 ほか)
第4章 みすてられた島(大本営のサイパン島放棄;死の谷 ほか)
第5章 大場栄大尉の戦い(生きて戦う道を;タコ山野営地の人びと ほか)
著者等紹介
秋元健治[アキモトケンジ]
青森県弘前市出身。早稲田大学社会科学部卒業、東北学院大学大学院経済学研究科修了(経済学修士)、岩手大学大学院連合農学研究科修了(農学博士)。現在、日本女子大学家政学部家政経済学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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手押し戦車
8
極限状態で絶望に立たされると人間は弱い生き物だから現実を直視どころか楽な道へと逃げる。場合によっては放り投げて責任の所在を曖昧にしてしまう。そのような状況で現実を直視して最後まで諦めずに組織に対して希望を持たせ、働きがいと責任をもたせ、さらに冷静に適材適所の役割分担と明確な指標をつくり規律と率先垂範する本当の強いリーダーシップと組織の一体感は強靭で覚悟に満ちあふれ、不確実な明日へ今日すべき最大のことを全力で一丸となって行動していく。窮地に追い込まれたとき人間は持てる全ての力を発揮する凄い力を持っている。2014/04/09
ゆうぼう
2
こんな本を書いて日本人として恥ずかしくないのか?英霊に対して申し訳ないと思わないのか?と、つい思ってしまうのだが。ただ、白人のレポートを和訳したような何の感慨もないこの書物に何の価値があるのか?これと同じ状況を書いた日本側からの『我ら降伏せず・・・』をこれから読むが、これが当たり前の日本人としての感想だろう。こんな本を書く奴の気がしれない。悲しいかな戦後教育である。うせろ!反大和魂!!!!うせろ自虐史観。ということで。2015/09/04