尊厳なきバリアフリー―「心・やさしさ・思いやり」に異議あり!

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尊厳なきバリアフリー―「心・やさしさ・思いやり」に異議あり!

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  • サイズ A5判/ページ数 210p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784768435847
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「福祉のまちづくり」や「心のバリアフリー」は、はたして障害者の社会参加実現に役立ってきたのか。むしろ、それを阻む空気を社会に広めたのではないか。障害者の権利や意思が尊重される社会への転換を目指した問題提起の書。

内容説明

車いすユーザーのアクセス専門家が、尊厳なきバリアフリーの根源を突く。

目次

この国で障害をもつということ
夜遅く来るな
「心」「やさしさ」「思いやり」
「福祉のまちづくり」の歴史
社会モデルと権利条約と国内法
IPCガイドラインと2020行動計画
バリアフリー法
トイレの機能分散
新幹線の車いす席
ハンドル形電動車いすに対する差別
国交省の「利権」に対する姿勢
福祉、福祉のまちづくり、心のバリアフリー
コロナ禍で見えたもの

著者等紹介

川内美彦[カワウチヨシヒコ]
アクセシビリティ研究所主宰。(一社)日本トイレ協会副会長。東洋大学人間科学総合研究所客員研究員。元東洋大学教授。一級建築士。博士(工学)。1953年生まれ、広島県出身。頸髄損傷により19歳から車いす使用。1989~90年にアメリカで学ぶ機会を得た際に、自立生活運動のリーダーたちやユニバーサル・デザインの提唱者であるロン・メイスと親交を結び、薫陶を受ける。だれにも使いやすく、安全な建物やまちづくりにおけるアクセシビリティやユニバーサル・デザインについて発言している。また障害のある人の社会への関わりについて、「人権」や「尊厳」の視点で分析し、平等な社会参加を権利として確立していく活動を展開している。2000年「ロン・メイス21世紀デザイン賞」受賞。国および自治体における各種委員会の委員を歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

9
2021年2月刊。この数ヵ月後に伊是名さんの事件が起きたという救いようのない事実。ご本人のブログを検索しようとしても中傷記事だらけで余りに胸糞が悪く断念せざるを得なかった。これが先進国か文化立国か文明国か恥を知れ! さて本書は車椅子生活の当事者が日本のバリアフリーについて批判したもので、合わせて「日本バリアフリー史」と呼べる内容にもなっている。法律の変遷についても知ることが出来る。重要な点は表紙にもある通り「心・やさしさ・思いやり」では平等な社会は実現できないと言うこと。→続く2021/07/15

Yuka

8
辛口コメントは耳が痛く、反省する気持ちになりつつなんとかしたいという想いとは裏腹に「どうしたら解決するのか?」の具体イメージを抱くのが難しい。欧米諸国に比べると圧倒的に遅れているバリアフリー。誰かの「思いやり」に頼らねば移動できない環境に自分が晒されたら、きっと引きこもりになってしまうだろう。移動は「権利」ってことを前提にしないと色んな施策が机上の空論になってしまう。でもアメリカに比べて国土の狭い日本。車いすユーザーに必要なトイレや通路幅を小規模店舗にも適用せよというのはなかなか実現が難しいだろうなぁ。2023/08/18

さと

3
優しさや思いやりは、その人の心に余裕があってはじめて生まれる。そんな不確実なものに、障害のある人たちの権利が委ねられてはならないことに気付かされた。2021/05/05

ぞだぐぁ

3
昔乙武さんが階段上にあるレストランに入れないって事で文句言ったかで炎上した事があるけど、この本を読んで文句言う事への正当性をちょっと覚えた。そして、このまま東京オリンピックやったら多分海外から批判強くなるだろうってことも思った。 車椅子使用者で国や自治体からも意見を求められる建築家の人が書いた、日本のバリアフリーの過去と現状そして批判の本。タイトルに入っている「尊厳なき」と言うのがポイントで、日本の障害者へのバリアフリーの根拠は「やさしさ」で海外での「移動権」と違う。 筆者は特に先進的だったサンフラ(続く2021/03/16

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