差別されてる自覚はあるか―横田弘と青い芝の会「行動綱領」

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差別されてる自覚はあるか―横田弘と青い芝の会「行動綱領」

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768435526
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0036

出版社内容情報

1970?80年代の障害者運動を牽引し健全者社会に鮮烈な批判を繰り広げた横田弘の思想と今日的な意義を追究。中島岳志さん推薦。

荒井裕樹[アライユウキ]
1980年東京都生まれ。2009年東京大学大学院人文社会系研究科終了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院人文社会系研究科付属次世代人文学開発センター特任研究員を経て、現在、二松學舍大学文学部専任講師。専門は障害者文化論・日本近現代文学。著書『生きていく絵―アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房、2013年9月)、『隔離の文学―ハンセン病療養所の自己表現史』(単著、書肆アルス、2011年12月)『障害と文学―「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館、2011年2月)がある。。

目次

伝説・横田弘
どんな「主語」で自分を語るか
「横田弘」誕生
「青い芝の会」誕生
「行動綱領」誕生
「行動綱領」の条文を読む
生き延びるために「絶望」する
「行動綱領」改訂される
「脳性マヒ」に立ち帰れ
「青い芝の会」と日本国憲法
脳性マヒ者にとって「解放」とは何か?
闘うのは「ありきたりなもの」のために
人間・横田弘

著者等紹介

荒井裕樹[アライユウキ]
1980年、東京都生まれ。2009年、東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院人文社会系研究科付属次世代人文学開発センター特任研究員を経て、現在は二松學舎大学文学部専任講師。専門は障害者文化論・日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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遊々亭おさる

15
「青い芝の会」とは脳性マヒ者が主体となって障害者のための社会運動を行ってきた草分け的団体。車椅子での乗車を拒否した川崎市のバスを占拠し抗議活動を行うなど、過激な運動を含めた問題提起で70年代を賑わせる。その精神的支柱にあったのが重度脳性マヒの横田弘と彼が書いたアジテーションのような『行動網領』。彼の望みは、障害者も子を産み育てる命の循環の一員となること。「本来あってはならない存在」と自らを絶望することから始まる屈強な主張は、相模原事件で揺れる現代社会にも問題提起し続ける。詩の読み解き方の勉強にもなります。2017/05/06

せい

5
物凄く良い本だった。『こんな夜更けにバナナかよ』を初めて読んだ時以来の衝撃かも。「我々は愛と正義を否定する」で有名な行動綱領を解説するという形で、その奥にある青い芝の活動家・横田弘の思想を紐解く。シンプルで力強い問いであるが故に「過激」と受け取られた彼の思いやその背景にある障害者運動の歴史を、数多の文献や本人へのインタビューを通してとてもとても丁寧に説明している。「"生産性"の無い他者」への不寛容さが高まるこの時代だからこそ、マジで全人類に読んでほしいと思う。横田の切実な思いが抜身の刃物のように刺さる。2020/10/29

たんたん麺

4
中島岳志さんが勧めているから読んだ!すごく強烈な本でした!差別について考えさせられた!しかし、舞台が茨城の石岡ってモロ地元じゃねーか!著者がオレと歳が変わらないし!細かいところに驚きました!2017/03/26

JunTHR

3
むちゃくちゃ名著だった。かの有名な青い芝の会の「行動綱領」の成立と読み解きを中心に、青い芝の会と横田弘について深く知り、考える機会を与えてくれる。 文体は優しい語りかけ調ながらも、横田弘の、そして著者の訴えは熱烈で深遠なものだ。ただ事じゃないほどの思考の強さがある。 そして何より心を打つのは、著者・荒井裕樹と横田弘の関係性によってこそ、この本が書かれたという事実。終章は思わず泣きながら読んでしまった。2020/09/29

たろーたん

2
青い芝の会「行動綱領」の読解。「われらは自らがCP者であることを自覚する」「強烈な自己主張を行う」「愛と正義を否定する」「われらは問題解決の路を選ばない」。核となる主体性。自己否定はやめて障害者エゴイズムを発揮するほどに主張しなくてはいけない。「車いすのままバスに乗りたいが障碍者の我儘なら、車いすのままバスに乗るなは健常者の我儘だ」。そして安易な妥協はしない。安易な妥協は誰が何を考えるかを曖昧にする。こっちに代替案を考えるよう求め、それが出来ないと黙らされる。代替案がなくても「もう嫌だ!」と叫んでいい。続2021/12/10

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