内容説明
障害者問題は存在しない。あるのは健常者社会の問題だ。憲政史上初の視覚障害者の参議院議員(元)が語る人を「障害化」する社会のリハビリ法。
目次
障害をとおして偏見と真実を考える
障害をとおして人間関係の意味を考える
障害を引き受ける共生の社会を考える
世界に類のない日本だけの盲人史
障害に関することば、障害政策・運動の展開
障害者の“働く”を考える―一般雇用と社会的事業所
自立・平等・社会的配慮
異形と障害の間を考える
自己否定と自己肯定を超えて
共生・共働の四〇年
障害者が生きるには、地域を丸ごと変える―障害者との出会いと交流の四〇年の自分史的検証
共に学んでひびき合う
社会の中の精神病・精神障害を語る―精神の病をもった家族を抱えた者の立場から
全盲母親の子育て奮闘記
著者等紹介
堀利和[ホリトシカズ]
1950年、静岡県清水市生まれ。小学校就学直前に、薬害による難病で失明。小学校四年生二学期に静岡県立静岡盲学校小学部に転校。東京教育大学附属盲学校高等部卒。明治学院大学卒。その後、日本社会事業学校卒。民間保育園保父(2ヶ月)、養護学校スクールバス添乗員(1年半)、大田区点字講習会講師(週一、10年間)などの後、1989~95年、参議院議員(日本社会党)。1998~2004年、参議院議員(民主党)。現在、立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科兼任講師、特定非営利活動法人共同連代表、『季刊福祉労働』(現代書館)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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