内容説明
スウェーデンはなぜ、どのように施設をなくすことができたのか。入所施設を閉鎖・解体し、地域移行するだけではなく、しょうがいのある人が地域の一員としてしっかり根づきながら生きていくための道筋を示す。
目次
第1章 入所施設の展開と閉鎖・解体:課題の整理
第2章 入所施設支援から地域生活支援への移行へ
第3章 福祉社会におけるしょうがいのある人たち
第4章 入所施設退所者に対する地域生活支援サービス
第5章 入所施設閉鎖・解体が対象者に与えた影響:実際的研究の概要
第6章 横断的研究
第7章 縦断的研究
第8章 追跡研究
第9章 地域生活者の地域参加
第10章 二つの伝統的支援の間に見られた移行
著者等紹介
エリクソン,ケント[エリクソン,ケント][Ericsson,Kent]
1943年スウェーデン・ヴェステルブロー生まれ。1968年ウプサラ大学心理学部卒業。1975年ウプサラ大学心理学研究科修士課程修了。2002年ウプサラ大学教育学研究科博士課程修了(Ph.D)。この間、ウプサラ大学精神障害研究所研究員(1970‐1977年)、ストックホルム県援護局研究員(1978‐1988年)、ウプサラ大学教育学研究科研究員(1989‐2009年)として脱施設化・地域生活支援研究に携わる。2009年4月22日白血病で急逝(享年65歳)
河東田博[カトウダヒロシ]
東京学芸大学特殊教育学科卒業。ストックホルム教育大学教育学研究科博士課程修了(Ph.D)。現在立教大学コミュニティ福祉学部教員
古関‐ダール瑞穂[コセキダールミズホ]
東京大学文学部卒業後、1986年7月スウェーデンに留学。スウェーデン児童文学研究家。ストックホルムの大手書籍取次店に勤務しながら各種翻訳に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。