内容説明
支援者の役割は、当事者を信頼し、当事者から学び、当事者が自分たちでやれるように支援し、リーダーを育てていくことである。リーダーは、メンバーをしんらいし、グループのまとめ役として、メンバーやしえん者にたすけてもらいながら、グループのせわをしていく人のことである。この本は、当事者活動、当事者グループに関わってみたいと思う人たちに役立つてびき書である。また、支援のありかたを考えてみたいという人にも役立つ本である。
目次
第1部 支援者のために(レッテルをはられた人々の人生;セルフ・アドヴォカシーとは何か;セルフ・アドヴォカシーを行う二つの方法;組織参画とピープル・ファースト―その違いは重要な意味をもつ;ピープル・ファーストの強化―良い支援者となるために ほか)
第2部 リーダーになる人のために(「じぶんの権利をじぶんでまもる」って、どういうこと?;ピープル・ファーストがえんじょします;どうして、「じぶんの権利をじぶんでまもる」ことが、ひつようなの?;グループがもつ力;みんなで、グループを変えよう ほか)
著者等紹介
河東田博[カトウダヒロシ]
東京学芸大学特殊教育学科卒業。ストックホルム教育大学(現ストックホルム大学)大学院教育学研究科博士課程修了(Ph.D.)。1974年から86年まで12年間、東京都の社会福祉施設に勤務。86年から91年まで約5年間、スウェーデンに滞在。脱施設化や自立生活運動、当事者参加・参画に関心をもち、研究を開始。四国学院大学、徳島大学を経て、現在立教大学コミュニティ福祉学部教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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