内容説明
制度から排除される不作為の犠牲者。知らないあなたが悪い!?「知らされない」「躊躇させる」「使えない」…。申請から始まって制度利用に至るまでの高い壁。お上の不作為と申請主義のもたらす弊害を検証。
目次
1 「お上」のサジ加減で死ねるか(「もういきられへん」;「情報網に掛からない」;不条理;命乞い;「消滅時効」;申請と手数料;申請権;「余計なお世話といわれる」;「水際作戦」「硫黄島作戦」;「相談はあったけど申請はなかった」;不作為の罪と罰;「申請主義」と行政の義務)
2 介護と「申請主義」(介護現場からのレポート(社会的介護と申請支援;訪問介護と申請))
3 高齢者と「自己責任」の関係(誰のための「自己責任」か;介護保険という名の「申請主義」;「申請主義」の影―増加する介護殺人、孤独死;「サービスを知らない」;不作為の犠牲者か、高齢者のいま)
著者等紹介
山口道宏[ヤマグチミチヒロ]
編著者、ジャーナリスト、星槎大学准教授、NPO法人シニアテック研究所理事長、法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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