内容説明
障害者福祉の歴史を動かしてきたのは、障害当事者たちの闘いであった。戦前から現在に至る障害当事者の歩みを通して、社会政策・障害者福祉の展開をふり返り、インクルージョン社会に向けての展望を探る。
目次
戦前・戦中の障害者(一八七〇~一九四五年)
それは患者運動から始まった(一九四五~一九四九年)
戦後社会福祉体制の確立期(一九五〇年代)
理念なき施策の拡充(一九六〇年代)
高度経済成長の破綻と「青い芝の会」の衝撃(一九七〇年代1)
立ち上がる障害当事者(一九七〇年代2)
国際障害者年の取り組み(一九八〇年代1)
生きる場・作業所と自立生活運動の展開(一九八〇年代2)
パラダイム転換への胎動(一九九〇年代1)
知的障害者、施設障害者のネットワーク(一九九〇年代2)〔ほか〕
著者等紹介
杉本章[スギモトアキラ]
1938年神戸市生まれ。62年大阪市立大学文学部(歴史学科)卒業、同年NHK入局。学校放送、青少年番組、福祉番組ディレクターを経て、94年退職。順正短大(岡山県高梁市)保健福祉専攻科教授として障害者福祉論、社会福祉概論、人権問題論などを担当。2000年、賢明女子学院短大(姫路市)福祉支援学科長、05年芦屋女子短大文化福祉学科教授を経て07年3月退職。04~08年、知的障害をもつ人と支援者との関係のあり方を探るNPO法人「エンパワメント・プランニング協会(EPO)」代表。04年~「ひょうご地域福祉政策研究会」副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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