反発達論―抑圧の人間学からの解放 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768434291
  • NDC分類 143
  • Cコード C0030

内容説明

近代社会はなぜ「発達」という概念を必要としたのか?本書はその疑問から出発し、現代社会にすみずみまで浸透している「発達=進歩」思想の、子ども・障害者などに対する抑圧的本質を明らかにする。また、その思想を支えた「心理学」を批判しながら、「発達」概念を必要としない社会のイメージをも模索する。

目次

抑圧的概念としての発達
1 抑圧の構造(現代社会の抑圧の構造;子どもの抑圧;未開への侵入 ほか)
2 抑圧のための人間科学(心理学的概念と政治・経済の体制;技術革新と労働力―発達観の背景;個性の伸長と分業体制 ほか)
3 反発達・反進歩の思想(科学から空想へ;浪費と進歩の終焉;ユートピアとしての「漂流教室」 ほか)

著者等紹介

山下恒男[ヤマシタツネオ]
1940年、横浜に生まれる。茨城大学教育学部教員
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