内容説明
施設はなくせる!1999年末までにほぼ全ての施設が解体され、元入所者たちは地域の自分専用の住居でそれぞれの暮らしを築いている。入所者・家族・職員たちの施設解体への反応の記録。
目次
第1部 施設ベタニア(1895‐1995)(一人の女性がイェテボリにやって来た;ハンソンはカールベック嬢の勧めでイェテボリにやって来た;無関心だった教育学者が関心をもち始める;「嵐」の前の静けさ)
第2部 100年後に解体された施設ベタニア
第3部 不信から期待へ―入所施設解体に際して家族が経験したこと(調査概要;結果;考察)
著者等紹介
杉田穏子[スギタヤスコ]
新保穏子。大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程修了(学術博士、「就学前障害児に対するモンテッソーリセラピーの日本での適用と特徴」)。就学前障害児のための相談室に勤務した後、短期大学教員を経て、現在、四国学院大学社会学部社会福祉学科教員。知的障害をもつ人とその家族への援助法を模索中
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