トゥイーの日記

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766784282
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0098

内容説明

2005年4月、突然アメリカから送られてきたのは、35年前に戦争でなくなった娘の日記だった。ベトナムで50万人が号泣!歴史に残る感動の大ベストセラー。

目次

1冊目の日記(1968年~1969年)(1968年4月~8月戦場での暮らし;1968年9月~12月トゥイー党員になる;1969年1月~4月新しい年;1969年5月~8月ケーサイン越え;1969年9月~12月ホーおじさんの死)
2冊目の日記(1970年)(1970年1月~3月ハノイを想う;1970年4月~6月取り残されて)

著者等紹介

ダン・トゥイー・チャム[ダントゥイーチャム][Dang Thuy Tram]
1942年11月26日ハノイに5人姉弟の長女として生まれる。1966年ハノイ医科大学卒業。眼科を専攻する。その後すぐに、自らベトナム戦争に志願し、クアンガイ省に赴任する。1968年9月27日共産党に入党。1970年6月22日アメリカ兵に撃たれ死亡(27歳)

高橋和泉[タカハシイズミ]
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1993年から97年までハノイ総合大学(元・社会人文科学大学)に留学。現在はフリーの通訳・翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハルナ

3
ベトナム戦争が終わってから生まれた私は、当時のことを何も知らない。旅行でホー・チ・ミンを訪れた際に見学した戦争の資料館のようなところで、あまりにむごい現実を目にして絶句したことを今でも覚えている。壮絶な戦いの中で、それでも気丈に自分の役割を果たそうとしたトゥイー。戦争時特有の、情報の真実や軍の正義を疑うところはまったく見られないけれど、それを差し引いても当時のすさまじさを見せ付けられる。それでも希望を失おうとしないトゥイーの強さが、とても際立つ。2010/01/08

ss

2
やっと初めてベトナム戦争を、苦しみ、傷ついた多くの人がいた、現実のものとして実感できた。トゥイーの苦しみに、こちらも苦しくなったが、読んでよかった。2013/09/19

あおい

1
図書館本。2021/01/09

エドバーグ

1
戦争の不条理が、著者の体験の積み重ねを通じて しみじみわかる本です。一方で、人と人をつなぐ 思いやり、愛情はどのような社会でも不変であることも よくわかります。戦争を起こす人類の暗部より、このような希望を持ちたいと思いました。2016/11/07

トーマス・ウーマン

1
読まねばならぬ本です。他国の戦争は情報さえ知ろうともせず 只 可哀想だなの気持ちでは世界平和はありえへん!ベトナムを見ず広島長崎を声にしてもあかん!真に青く美しい地球を未来の人類に残したいなら!平和はジグソーパズルや 1ピースが欠けてもダメや! 一匹の蜂さえ 一羽の烏さえ子孫の為に環境を守り生ききっとるやん!せっかくの読書能力持ってはるんや こんなんも読んでや!

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/63616
  • ご注意事項