内容説明
満州国の建国宣言が1932年3月1日に行われた。関東軍作戦参謀の石原莞爾は満州を日本の生命線と位置づけ、アジアの植民地を欧米から解放するためにも日・満・中の連盟結成が不可欠と説く。日本国内は二・二六事件などにより混乱を見せるが、満州国との交易を中心に経済は順当に発展する。しかし、ワシントン条約が失効して無条約時代を迎え、日本は国家戦略の策定と軍の近代化を迫られる…。昭和16年7月、ボルネオで石油の積み出しをする油槽船を護衛する日本艦隊に、蘭印艦隊の一斉射撃が始まった。
著者等紹介
和泉祐司[イズミユウシ]
1944年生まれ。東京理科大学卒業。コンピュータ会社で基本ソフトウェア、教育システムの開発に携わる一方で、長年、戦争に関する書籍を読み漁って「日本必勝への途」を探り、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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