アート・ワールド

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  • サイズ A5判/ページ数 431,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766423242
  • NDC分類 701.3
  • Cコード C3070

出版社内容情報

本書は、「アート・ワールド」の仕組みをあきらかにし、アートやクラフト関係者が抱く基本的な疑問に、民主主義的な回答を与える。

アートはいつ、どのように、誰によって「アート」になるのか?

▼誰もがアーティストになりうる時代の「創造のプロセス」を鮮やかに解明し、全包括的な「アート・ワールド」の理論を提示する、アメリカを代表する社会学者ベッカーの傑作。
▼アート作品は、才能あるアーティストだけではなく、アーティストや作品を取り巻く人々で成り立つ「アート・ワールド」によってうみだされる。本書では、この「アート・ワールド」の仕組みをあきらかにすることで、「何がアートを成立させるのか」「何がアートとクラフトを区別するのか」「アート・ワールドでの自分の役割はどんな意味を持つのか」「なぜ自分の作品は望ましい評価を得ていないのか」「どうすれば自分の作品をふさわしい受け手に見てもらえるのか」など、あらゆるアートやクラフト関係者が抱くであろう基本的な疑問に、民主主義的な回答を与えている。
▼アマチュア作品やマイナー作品をも包摂しうる、アート・ワールドの理論を示した快著。

『アート・ワールド』の日本の読者への言葉
 25周年記念版へのまえがき
 初版へのまえがき
 謝 辞
 図版一覧

1 アート・ワールドと集合的行為
2 規 則
3 資源を動員する
4 アート作品を分配する
5 美学、美学者および批評家
6 アートと国家
7 編集する
8 統合された職業人、一匹狼、フォーク・アーティスト、そしてナイーブ・アーティスト
9 アートとクラフト
10 アート・ワールドの変化
11 評 判
12 25周年記念版へのエピローグ

 訳者解説
 文献一覧
 索 引

【著者紹介】
ハワード・S・ベッカー
1928年イリノイ州シカゴ生。社会学者。ノースウェスタン大学、ワシントン大学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。戦後シカゴ学派の一人でラベリング理論を提唱。ジャズピアニストでもある。著書は他に『完訳アウトサイダーズ ラベリング理論再考』(現代人文社、2011)、『社会学の技法』(恒星社厚生閣、2012)、『ベッカー先生の論文教室』(慶應義塾大学出版会、2012)など多数。

内容説明

アート作品は、才能あるアーティストだけではなく、アーティストや作品を取り巻く人々で成り立つ「アート・ワールド」によってうみだされる。本書では、この「アート・ワールド」の仕組みをあきらかにすることで、あらゆるアートやクラフト関係者が抱くであろう基本的な疑問に、民主主義的な回答を与え、アマチュア作品やマイナー作品をも包摂しうる「アート・ワールド」の理論を示した。誰もがアーティストになりうる現代において、「創造のプロセス」をあざやかに解きあかし、全包括的な「アート・ワールド」の理論を提示するアメリカを代表する社会学者、の傑作。

目次

アート・ワールドと集合的行為
規則
資源を動員する
アート作品を分配する
美学、美学者および批評家
アートと国家
編集する
統合された職業人、一匹狼、フォーク・アーティスト、そしてナイーブ・アーティスト
アートとクラフト
アート・ワールドの変化
評判
二五周年記念版へのエピローグ

著者等紹介

ベッカー,ハワード・S.[ベッカー,ハワードS.] [Becker,Howard Saul]
1928年イリノイ州シカゴ生。社会学者。ノースウェスタン大学、ワシントン大学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。戦後シカゴ学派の一人でラベリング理論を提唱。ジャズピアニストでもある

後藤将之[ゴトウマサユキ]
1957年神奈川県生。東京大学教養学科(相関社会科学)、同大学院社会学研究科(社会学修士)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校社会学大学院(Ph.D.in Sociology)。東大新聞研究所助手、文部省放送教育開発センター助教授、現在成城大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

4
境目のない人の営みの中からアートというものがどのように切り出されていくかを見事に描いた超名著。それは、アートと規定することから生み出される実在という意味でラべリング理論であり、逸脱だけでなく、広く人の営みが持つ社会的な価値がどうやって生み出されるかを示したという点で、著者による社会構築論でありました。個人的には、ナイーブアートとクラフトという隣接領域との関係がしっかり描かれているのが素晴らしく、これを応用することよって、人の営みを労働から表現までのスペクトラムで描ける可能性を示唆するものだと思います。2020/11/29

おすぷれみす

1
中盤まではアートワールドが如何にアートを形成するか、の実証的な説明が延々続き、中盤~終盤はアートワールドそのものについての詳述、最後にアートの受容のされ方というアクロバティックな構成です。 正直、アーティストの天才は存在せずアートワールドこそがアートを造るのだ!というのは極論すぎる気がしましたが最後の受容のされ方まで読めば著者の意見に論理的な串が通ります。 論理的にはオッケーでも「それって反則じゃ、、、」みたいなオチの付け方だったので、個人的にはあんまり納得できない(同意できない)内容でした。2016/05/22

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