出版社内容情報
普遍性の次元である「五感」。味覚、触覚などの身近な感覚をとおして、「感じる」スコラ哲学をかんがえる、画期的な中世哲学入門書。十字架のキリスト、聖女の法悦、修道士のワイン
中世哲学における「感じること」に注目し、中世とは何だったのかを知る刺激的な入門書
▼キリスト教を背景とした、キリスト教の内部の思想である「中世哲学=スコラ哲学」を、「感覚」の次元でとらえる。
▼ワインの生産、肉食やパン食の普及など、市民生活に根差した文化や習慣の観点からスコラ哲学を考察することで、西洋中世の生き生きとした側面を明らかにする。
▼中世であれ現代であれ、東洋であれ西洋であれ、すべてのひとに共通する普遍性の次元である「五感」。味覚、触覚などの身近な感覚をとおして、「感じる」スコラ哲学をかんがえる、画期的な中世哲学入門書。
前書き ―― スコラ哲学の感覚
? 中世の五感
第一章 中世における「感じる」こと
第二章 霊的感覚と味覚
第三章 ワインの中の中世神学
第四章 神に酔う神学
? ハビトゥスから神秘主義へ
第五章 ハビトゥスの形而上学
第六章 享受の神学的背景
第七章 神秘主義という感覚
初出一覧・参考文献
終わりに
山内 志朗[ヤマウチ シロウ]
山内 志朗
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新潟大学人文学部教授を経て現在に至る。著書に、『普遍論争 ―― 近代の源泉としての』(平凡社ライブラリー)、『天使の記号学』(岩波書店)、『「誤読」の哲学 ―― ドゥルーズ、フーコーから中世哲学へ』(青土社)、『小さな倫理学入門』(慶應義塾大学出版会)など多数。
内容説明
中世哲学における「感じること」に注目し、中世とは何だったのかを知る極上の入門書。ワインの生産、肉食やパン食の普及など、市民生活に根差した文化や習慣の観点からスコラ哲学を考察することで、西洋中世の生き生きとした側面を明らかにする。
目次
1 中世の五感(中世における「感じる」こと;霊的感覚と味覚;ワインの中の中世神学;神に酔う神学)
2 ハビトゥスから神秘主義へ(ハビトゥスの形而上学;享受の神学的背景;神秘主義という感覚)
著者等紹介
山内志朗[ヤマウチシロウ]
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新潟大学人文学部教授を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さえきかずひこ
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