多様な花が生まれる瞬間

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多様な花が生まれる瞬間

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766423006
  • NDC分類 471.7
  • Cコード C3345

出版社内容情報

花は送粉者とともに進化した!送粉共生の魅力に迫る!花とその花粉を運ぶ虫との共生関係から、種の分化という謎に迫る。▼花は送粉者とともに進化した!

▼送粉共生の魅力に迫る!



チャルメルソウ類の研究からたどり着いたのは、進化生物学で最古のテーマでもある「種の起原」という最も挑戦的な問題だった。

▼進化の最前線を解き明かすシリーズ。ついに完結!

▼花とその花粉を運ぶ虫との共生関係から、種の分化という謎に迫る。



花を咲かせる植物は地球上に35万種以上あるといわれており、その85%以上は動物媒花であるという推計がある。単純に考えれば、花の多様性には、30万種類超もの動物とのかかわりが秘められていることになる。この多様な動物とのかかわり方は、そもそもどのようにして生じたのか。それを明らかにすれば、植物という生き物が、なぜこのような多様な種に分化し、あまねく地球上に広がっているのか、その不思議の理由に迫れるかもしれない。(「はじめに」より)

第1章 送粉生物学に入門する

 1.1 植物の多様性研究へのいざない

 1.2 チャルメルソウの送粉者は誰だ?



第2章 分子系統学に入門する

 2.1 矛盾するチャルメルソウ類の系統関係の謎

 2.2 決着は3つ目の分子系統樹で



第3章 太平洋をまたぐチャルメルソウ研究

 3.1 憧れのアメリカ産チャルメルソウ類

 3.2 北米にもあったキノコバエ媒

 3.3 海外での単独野外調査

 3.4 チャルメルソウ類を網羅する

 3.5 チャルメルソウ属は多系統群だった

 3.6 系統樹から過去を復元する

 3.7 繰り返し進化していたキノコバエ類との共生関係



第4章 チャルメルソウの「種」の正体

 4.1 生物学的種概念と分類

 4.2 遺伝子で種を見分ける

 4.3 チャルメルソウ類を掛け合わせる

 4.4 雑種の繁殖力は低下した

 4.5 遺伝子データから生殖隔離の大きさを予測する

 4.6 真の新種アマミチャルメルソウ

 4.7 チャルメルソウ節には何種あるのか



第5章 大きな転機、「岩手留学」と植物免疫研究

 5.1 遺伝学への憧れと2つの論文

 5.2 岩手留学

 5.3 イネいもち病抵抗性の研究に入門する

 5.4 <i>Pia</i> 突然変異体を探せ

 5.5 <i>Pia</i> はどこにある?

 5.6 関連解析で<i>Pia</i> の候補を絞る

 5.7 <i>Pia</i> の正体は<i>RGA4</i> なのか?

 5.8 ついに明らかになった<i>Pia</i> の正体

 5.9 岩手を出る

 5.10 遺伝子<i>Pia</i> と植物免疫研究のその後



第6章 日本のチャルメルソウ類はどうやって生まれたのか?

 6.1 チャルメルソウ節の倍数性

 6.2 倍数性の起源を解明する

 6.3 遺伝子データが統合できない

 6.4 すべての組合せを試す

 6.5 明らかになったチャルメルソウ節の起源



第7章 種分化の鍵は「花の香り」

 7.1 花の匂いの正体

 7.2 チャルメルソウ節の交配前隔離の謎

 7.3 キノコバエ類による送粉者隔離の発見

 7.4 なぜ花を訪れるキノコバエ類は異なるのか?

 7.5 切り札は高精度の系統樹

 7.6 ライラックアルデヒドのはたらきを調べる

 7.7 産みの苦しみ



第8章 多様な花が生まれる瞬間

 8.1 花の香りの進化遺伝学

 8.2 比較ゲノム解析

 8.3 新たな研究モデルへの展開





おわりに

参考文献

索引

斎藤 成也[サイトウ ナルヤ]
監修

塚谷 裕一[ツカヤ ヒロカズ]
監修

高橋 淑子[タカハシ ヨシコ]
監修

奥山 雄大[オクヤマ ユウダイ]
著・文・その他

内容説明

花は送粉者とともに進化した!チャルメルソウ類の研究からたどり着いたのは進化生物学で最古のテーマでもある「種の起原」という最も挑戦的な問題だった。

目次

第1章 送粉生物学に入門する
第2章 分子系統学に入門する
第3章 太平洋をまたぐチャルメルソウ研究
第4章 チャルメルソウの「種」の正体
第5章 大きな転機、「岩手留学」と植物免疫研究
第6章 日本のチャルメルソウ類はどうやって生まれたのか?
第7章 種分化の鍵は「花の香り」
第8章 多様な花が生まれる瞬間

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

S

3
素晴らしい。遺伝子解析ができるようになった技術的な時代背景と重なりつつ、一研究者の等身大の研究過程/人生が味わえる。2020/01/29

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