出版社内容情報
重要論文「ニンファ」をはじめ、イメージ論、絵画論20篇を編訳者が独自に集成。アガンベンの美学・政治・倫理が浮き彫りになる。
先立つ人々の情念が遺した痕跡
重要論文「ニンファ」をはじめ、
イメージ論、絵画論20篇を編訳者が独自に集成。
イメージを問い求めるなかで、
折りに触れて書き継がれてきた論考群から
アガンベンの唱える美学・政治・倫理が浮き彫りになる。
<b>?T ニンファ</b>
ニンファ
<b>?U イメージについて</b>
映画の一倫理のために
ギー・ドゥボールの映画
身振りと舞踊
来たるべき身体 かつて一度も書かれたことのないものを読むこと
哲学者とムーサ
<b>?V 絵画をめぐって</b>
イメージの向こうの国
顔と沈黙
形象の不可能性と必然性
顔面の天使 ジャンニ・デッシの絵画のために
イメージの受苦 ジュゼッペ・ガッロの絵画のために
童話と形象 ジョゼッタ・フィオローニの魔法童話のために
存在しないアトリエ
落ちる美
ピエール・クロソウスキー
ピエロ・グッチョーネの状況
ソニア・アルヴァレス、毛布とベッドカヴァー
黄金の枝
栄光のイデア
絵画の寓意
アガンベンとイメージ 編訳者あとがきに代えて
図版リスト
底本リスト
人名索引
【著者紹介】
ジョルジョ・アガンベン
1942年生まれ。マチェラータ大学、ヴェローナ大学、ヴェネツィア建築大学で美学・哲学を講じた。2009年に退官した後も研究を精力的に続けている。著作に以下がある。1970年『中味のない人間』岡田温司ほか訳(人文書院、2002年)、1977年『スタンツェ』岡田ほか訳(筑摩書房、2008年)、1978年『幼児期と歴史』上村忠男訳(岩波書店、2007年)、1982年『言葉と死』上村訳(筑摩書房、2009年)、1985年『散文のイデア』(未訳)、1990年『到来する共同体』上村訳(月曜社、2012年)、1993年『バートルビー』高桑和巳訳(月曜社、2005年)、1995年『ホモ・サケル』高桑訳(以文社、2003年)、1996年『人権の彼方に』高桑訳(以文社、2000年)、1996年『イタリア的カテゴリー』岡田監訳(みすず書房、2010年)、1998年『アウシュヴィッツの残りのもの』上村ほか訳(月曜社、2001年)、2000年『残りの時』上村訳(岩波書店、2005年)、2002年『開かれ』岡田ほか訳(平凡社、2011年)、2003年『例外状…
内容説明
重要論文「ニンファ」をはじめ、イメージ論、絵画論20篇を編訳者が独自に集成。イメージを問い求めるなかで、折りに触れて書き継がれてきた論考群からアガンベンの唱える美学・政治・倫理が浮き彫りになる。
目次
1 ニンファ
2 イメージについて(映画の一倫理のために;ギー・ドゥボールの映画;身振りと舞踊 ほか)
3 絵画をめぐって(イメージの向こうの国;顔と沈黙;形象の不可能性と必然性 ほか)
著者等紹介
アガンベン,ジョルジョ[アガンベン,ジョルジョ] [Agamben,Giorgio]
1942年生まれ。マチェラータ大学、ヴェローナ大学、ヴェネツィア建築大学で美学・哲学を講じた。2009年に退官した後も研究を精力的に続けている
高桑和巳[タカクワカズミ]
1972年生まれ。慶應義塾大学理工学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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