思考を鍛えるレポート・論文作成法 (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 156p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766421071
  • NDC分類 816.5
  • Cコード C2000

出版社内容情報

大好評の初版をベースに構成とレイアウトを刷新し、ますます使いやすくなった第2版。

▼本物の「書く力」「考える力」を身につける

▼「書いては考える」のサイクルを意識できる、まったく新しいタイプのライティング指南書。
▼大好評の初版をベースに構成とレイアウトを刷新し、ますます使いやすくなった第2版。
▼初学者向けレポート・論文作成ガイドの決定版!


〈本書の特徴〉
●わかりやすい5ステップで、作成プロセスを解説
●初めての人でも、フォーマットを用いてスラスラ書ける
●大切なポイントが、図解で素早く理解できる
●何を、どう検索し、引用したらよいかがわかる
●携帯やスマホなど、身近な例を用いてわかりやすく解説

はじめに
本書の使い方

第1章 レポート・論文を書く前に
 1 レポートとは何か、論文とは何か
  ・ 作文とは違う!
  ・ レポートと論文を区別する
  ・ ルールを学べば、書ける
 2 まずは段取り、ゴールまで見通す
  ・ お料理と似ている
  ・ 「見通し」と「見切り」をつける
 3 書くことで思考が深まる
  ・ 悩み、苦労して書く経験は貴重
  ・ 日本語で思考を鍛える
 コラム よりよく書くためのメタ認知

第2章 説得力のあるレポート・論文を書くために
 1 思考を組み立てる
 2 問いを立て、証拠を示す
 3 批判的に検討する
  ・ 批判的な視点を持つ
  ・ 一方的な意見ではダメ
  ・ 意見の根拠や判断基準を示す
 コラム 自分の言葉と他者の言葉を区別しよう
     ―コピペは<ruby>剽<rt>ひょう</rt></ruby><ruby>窃<rt>せつ</rt></ruby>(=ドロボウ)

第3章 レポートを書く
 1 レポートの型を見極める
 2 レポートのイメージをつかむ
 3 レポート作成の5ステップ
  ステップ1 論点を見出す
   ・ 課題を理解する
   ・ 思考を整理する
  ステップ2 調べる:最新の情報を収集する
   ・図書館の機能を最大限に活用しよう
   ・ 情報収集の手順
   ・ 情報収集で大切なこと
   ・ 情報を精選するために必要な3つの力
  ステップ3 組み立てる
   ・ 主題文を書く
   ・アウトラインを作成する
  ステップ4 執筆する
   ・ ページ設定を行う
   ・ フォーマットを用いて執筆する
  ステップ5 点検する
   ・ すべてのレポート・論文に共通するチェックポイント
   ・ レポートの類型別チェックポイント
 コラム 書くための「読む力」

第4章 論文を書く
 1 論文を書く前の心構え
 2 論文の型と研究方法
  ・ 仮説<ruby>検<rt>・</rt></ruby><ruby>証<rt>・</rt></ruby>型論文と仮説<ruby>論<rt>・</rt></ruby><ruby>証<rt>・</rt></ruby>型論文
  ・ 論文の型による引用法の違い
    ―俯瞰する力をつけよう
 3 論文作成の5ステップ
  ステップ1 テーマを決める
   ・ テーマ探しには時間がかかる
   ・ よいテーマとは?
  ステップ2 調べる:体系的な情報を収集する
   ・ 情報検索の方法
   ・ 情報検索の3つの手順
  ステップ3 組み立てる
   ・ 主題文を書く
   ・ アウトラインを作成する
  ステップ4 執筆する
   ・ 論文の執筆規定、投稿規定
   ・ 序論、本論、結論の執筆
  ステップ5 点検する
 コラム 卒業論文、修士論文に取り組む意味

第5章 レポート・論文の作法を学ぶ
 1 題名のつけ方
 2 定義の仕方
  ・ 定義する必要がある概念
  ・ 定義するうえでの留意点
 3 引用の仕方
  ・ なぜ引用する必要があるのか
  ・ 引用の種類と方法
  ・ 出典の示し方
  ・ 注のつけ方
  ・ 文献リストの文末記載方法
 4 パラグラフの書き方
  ・ パラグラフとは
  ・ 書き方の基本
  ・ 日本語と英語のパラグラフの違い
  ・ パラグラフの構造と連結
 5 事実と意見を区別する
 6 わかりやすい文章を書くために
 コラム 先行研究を誠実に引用しよう
  
第6章 プレゼンテーションを成功させる
 1 プレゼンテーションのポイント
  ・ プレゼンテーションのための準備
  ・ 成功させるためのポイント
 2 スライドの作成
 3 配布資料の作成

付 録
 1 論証型レポートの例
 2 文献研究による仮説論証型論文の例
 3 実証研究による仮説検証型レポート・論文の例
 4 調査や実験を実施する際の「研究倫理」について
 5 自己点検評価シートでチェックしよう
 6 参考となる文献の紹介
 7 図表一覧

あとがき

【著者紹介】
井下 千以子
桜美林大学心理・教育学系教授
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科非常勤講師
慶應義塾大学国際センター非常勤講師

1957年福島県生まれ。日本女子大学大学院人間発達学専攻修了。学術博士。京都大学大学院教育学研究科非常勤講師などを経て現職。専門は、教育心理学、生涯発達心理学、大学教育研究。2005年大学教育学会奨励賞受賞。
主な業績:『大学における書く力考える力―認知心理学の知見をもとに』(東信堂, 2008年)、『大学における「学びの転換」と言語・思考・表現』(共著, 東北大学出版会, 2009年)、『大学における「学びの転換」と学士課程教育の将来』(共著, 東北 大学出版会, 2010年)、『初年次教育の現状と未来』(共著, 世界思想社, 2013年)、『思考を育てる看護記録教育』(共著, 日本看護協会出版会, 2004年)、「思考を育てる介護記録を 目指して―高度専門職に求められる書く力とキャリア開発」(『介護福祉』2011年)ほか。

内容説明

初歩から応用まで、本物の「書く力」「考える力」を身につける!

目次

第1章 レポート・論文を書く前に
第2章 説得力のあるレポート・論文を書くために
第3章 レポートを書く
第4章 論文を書く
第5章 レポート・論文の作法を学ぶ
第6章 プレゼンテーションを成功させる
付録

著者等紹介

井下千以子[イノシタチイコ]
桜美林大学心理・教育学系教授、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科非常勤講師、慶應義塾大学国際センター非常勤講師。1957年福島県生まれ。日本女子大学大学院人間発達学専攻修了。学術博士。京都大学大学院教育学研究科非常勤講師などを経て現職。専門は、教育心理学、生涯発達心理学、大学教育研究。2005年大学教育学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らっそ

6
今年もレポートを書く機会があるようなのでじっくり読む2018/04/17

sasaki

2
これもわかりやすい!すぐ読める。2014/10/07

すべてうまくいっている

1
こんな方法でレポートを書いてみよう。2018/05/29

MasakiZACKY

1
薄い本だけど、大事なことがぎゅっと、分かりやすく。2015/01/21

1
 教授に任され学部生に実験を教えているが、実験後に提出してくるレポートが全くなっていない。図表一つとっても「通し番号をつける」「タイトルの位置は、図は下、表は上」「本文中から呼び出す」と様々なルールがある。  しかし、自身を顧みると、レポートはかなりの量を書いたにせよ論文は卒業論文の一本だけなので、あまり偉そうなことは言えない。  とは言え、言うべきは言わねばならんで、この本を読んで知識を補った。  本書は非常に薄い(約150P)割にルールだけでなく実例やルーブリックなど盛り沢山で、必携書にしても良い程。2014/06/10

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