内容説明
先端医療の現場は、いま何を考えているのか。「医療」という社会的実践を記号過程(対話プロセス)として捉え、人文知のさまざまな立場との「対話」の機会を開く。
目次
1 いのちとからだとコミュニケーション(はじめに―「いのち」と「からだ」の“記号学的回復”に向けて;からだといのちを認識することについて ほか)
2 感性的空間としての病院(医療・芸術・メディアアート;病院アートの実現―井野病院物語 ほか)
3 医療と記号学の対話(生命記号論的医学―ScienceとArtの二項対立を超えて;生物存在の構造―唯物機械論生命観を超えて ほか)
4 記号論の諸相(研究ノート機械人間は二度あらわれる―まんが・アニメ的リアリズムにおける「人間」の記号論;研究ノートパースと生態心理学―生態記号論のために ほか)
資料 日本記号学会第二九回大会について