内容説明
バブルの発生から崩壊、その後のデフレとその克服への対応。1980年代からの四半世紀日本経済の動向と経済政策を、様々な視点から点検・評価する。わが国を代表する研究者、官民エコノミストの総力を結集し貴重な反省・教訓を後世に伝える画期的研究シリーズ。
目次
財政の持続可能性と財政運営の評価
1990年代公共投資政策の評価
日本における非ケインズ効果の発生可能性
1996年から98年にかけての財政運営が景気・物価動向に与えた影響について
制度情報を用いた財政乗数の計測
1980年代以降の年金改革と社会保障資産
医療保険制度の展開と日本経済への影響
1990年代の世代間再分配政策の変遷―世代会計を用いた分析
税制
資産税制と「バブル」
所得課税における税収弾性値についての一考察
バブル・デフレ期の地方財政―財政赤字と地域間格差
政府間財政におけるソフトな予算制約
日本の税制投融資―バブルの発生・崩壊から現在までの動向と今後
著者等紹介
井堀利宏[イホリトシヒロ]
東京大学大学院経済学研究科教授。東京大学経済学部卒業、東京大学経済学部教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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