内容説明
バブルの発生から崩壊、その後のデフレとその克服への対応。1980年代からの四半世紀日本経済の動向と経済政策を、様々な視点から点検・評価する。わが国を代表する研究者、官民エコノミストの総力を結集し貴重な反省・教訓を後世に伝える画期的研究シリーズ。
目次
デフレ経済と金融政策
バブルの生成・崩壊の経験に照らした金融政策の枠組み―FED VIEWとBIS VIEWを踏まえて
グローバリゼーションとインフレーション―BIS VIEW・FED VIEWをめぐって
「ゼロ金利制約」論再考
デフレーションと金融政策
デフレ期の物価動向とマネーの役割
負債デフレ論とデフレ心理
バブル崩壊後の金融市場の動揺と金融政策
金融の量的緩和はどの経路で経済を改善したのか
四半世紀の物価変動
日本の消費者物価指数の諸特性と金融政策運営
ITバブル崩壊後の米国金融政策―2000年から2005年
バブルデフレ期の日本の金融政策
著者等紹介
吉川洋[ヨシカワヒロシ]
東京大学大学院経済学研究科教授、経済財政諮問会議民間議員。東京大学経済学部卒業、東京大学経済学部助教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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