内容説明
環境問題で今後ますますの相互連携が期待される日本と中国。両国政府・民間レベルでのコラボレーションに基づく調査・実験を紹介するとともに、環境政策協調の仕組みと方法を提示。
目次
序章 日中環境協力の実践的アプローチ
第1章 東アジアにおける環境問題と国際政策協調スキームの構築
第2章 地域生態系マッピングとそのサービスの評価
第3章 中国内陸部の人と生態系に関わる環境政策の実践―四川省成都市における日中共同研究
第4章 自然資本の運用による環境保全と社会発展のためのフレームワークの構築―チンハイ・チベット高原を事例として
第5章 太陽光発電のユーザーコストとCO2削減効果―大学キャンパスにおける実験
第6章 石炭依存地域における硫黄酸化物対策シミュレーション―中国遼寧省のケーススタディ
第7章 日中におけるCDMプロジェクトの実現に向けて―環境ガバナンス的アプローチ
第8章 日中友好植林活動のCDM国際認証に向けて―環境ガバナンス的アプローチ
第9章 EUの戦略的貿易措置による中国の環境保全効果
第10章 日中環境協力の新しいパラダイム
著者等紹介
小島朋之[コジマトモユキ]
慶應義塾大学総合政策学部教授。1967年慶應義塾大学法学部卒業。1973年同大学院博士課程修了。法学博士。1991年より現職。2001~2006年総合政策学部長
厳網林[ゲンモウリン]
慶應義塾大学環境情報学部教授。1982年中国・武漢測絵科学技術大学卒業。1992年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。武蔵工業大学助教授を経て2001年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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