出版社内容情報
養老孟司、斎藤環、池内了といった文系・理系の枠を越えた多彩な研究者11名が、「自分」が「今、生きている」という一見自明に思えて実のところは不思議きわまりない事態を、各々の専門領域から語る。
内容説明
医学、認知科学、天文学、生物学、遺伝学、システム論、精神分析から宗教、文学、アートに至るまで第一線の論者が集結。多彩な視点から、「生命」そして「自己」を考える。
目次
序 生命と自己
生命と認知
生命と脳と自己
生命の自己制作(オートポイエーシス)
生命と表現―リアルとは何か
アート・いのち・仏教
アパルトヘイト・ウォールとパレスチナ―傍観者から当事者へ
宇宙史における生命
生物学的自己―遺伝子/神経系・内分泌系・免疫系
心も遺伝的である
ヒトとロボットの心―「私」は幻想か?
自然研究者としてのゲーテ―近代ドイツ文学と科学