中国の統治能力―政治・経済・外交の相互連関分析

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766413038
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C3031

出版社内容情報

サントリー学芸賞受賞の編者による、政治・経済・外交の3分野の中国のガバナンスをめぐる現状と分析。

内容説明

現代中国において、共産党一党支配を支えるのはもはや組織力・イデオロギーではなく、急速な経済成長である。しかし、その経済成長を生み出している制度は、政治の介入を認めた「社会主義市場経済」であり、すでに大きな矛盾を生みだしつつある。それに対する有効な方策は、透明性をもつ市場経済体制の確立、その土台となる民主的な政治制度の確立という根本的な体制転換、つまり改革・開放の最終段階に現在の共産党体制自身が踏み込むことしかないのである。この矛盾、問題、その解決へ向けての取り組みを、政治・経済・外交の3分野で分析し、中国のガバナンス(治理)を解き明かす。

目次

総論 中国の統治能力
政治分析(中国共産党;政治社会意識;中央・地方関係 ほか)
経済分析(体制移行;人民元;不良債権 ほか)
外交分析(対外戦略とアメリカ;安全保障;対日外交 ほか)

著者等紹介

国分良成[コクブンリョウセイ]
慶應義塾大学法学部教授、兼グローバルセキュリティ研究所上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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