インテリジェンスの歴史―水晶玉を覗こうとする者たち

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インテリジェンスの歴史―水晶玉を覗こうとする者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766413007
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0031

出版社内容情報

孫子から、ナポレオン、エリザベスI世、さらに朝鮮戦争、キューバ侵攻、9.11同時多発テロに至るまでの多彩なエピソードをもとに、インテリジェンス(諜報活動)の歴史とその本質をわかりやすく伝える。

内容説明

ときに敗北は止むを得ない。しかし、決して奇襲されてはならない。インテリジェンスの歴史はミステリー・ギャップへの挑戦とそして失敗の歴史である。

目次

プロローグ 水晶玉を覗こうとする男たち
第1章 歴史を辿るための理論
第2章 インフォメーションの伝達速度
第3章 相手方の意図に関するインフォメーションの入手
第4章 インテリジェンス業務の組織化
第5章 第二次世界大戦終了後、冷戦終結までの時代
第6章 冷戦終結後、九・一一後の世界と三つの処方箋
エピローグ 二つの未来図

著者等紹介

北岡元[キタオカハジメ]
1956年東京都生まれ。1979年東京大学法学部卒業。同年外務省入省、欧亜局(現欧州局)西欧第二課。1980年外務省在外上級研修員(英国留学)。1982年在英国日本国大使館。1984年オックスフォード大学国際関係論修士取得(M.Litt.in International Relations)。同年外務省経済局国際経済第一課。1987年外務省中近東アフリカ局(現中東アフリカ局)中近東第一課、課長補佐。1989年外務省欧亜局(現欧州局)西欧第二課、首席事務官。1991年在バングラデシュ日本国大使館、一等書記官。1993年、在ニューヨーク日本国総領事館、経済部領事。1994年在フィンランド日本国大使館、一等書記官。1996年在フィンランド日本国大使館、総括参事官。1998年外務省国際情報局国際情報課、課長。2001年3月(財)世界平和研究所、主任研究員。2003年4月内閣情報調査室衛星情報センター、管理部総務課長。2005年4月国立情報学研究所、教授。2006年4月拓殖大学大学院、非常勤講師(兼務)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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フェイ

2
インテリジェンスが歴史においてどのように発達したかを記した本だが、インテリジェンス自体の解説も豊富である。歴史を絡めていることからとっつきやすく、インテリジェンスを学ぶ第一冊に選んでも良い ※インテリジェンスの発達は外交・諜報・軍事を描く上で非常に参考になるものである。情報には時間で変わりにくいもの(地形など)、変わりやすいもの(軍隊の位置など)があり、古代から近代までは技術的問題から前者が重視され、後者はすぐに変化することから、推測等で補うしかなかったというのは重要な事だと感じた。2014/09/18

ひょくたん

0
北岡元氏著書二冊目。インテリジェンスの歴史を昔の手紙を盗み見る時代から暗号通信の時代まで概観し、国家の情報機関の歴史、課題などを総ざらいする。ミステリーギャップはまだ未解決の問題。2010/05/12

シノウ

0
インテリジェンスの歴史に関する書籍、古くはナポレオンや、クラウゼウィッツのような時代から戦争における情報の有用性と課題について述べられている。昨今は通信技術や衛星等の発達により情報がリアルタイムで取得できる。起こりうる未知の事象に対し解明できない秘匿部分、シークレットの部分は極限出来るようになったことに対し、実際に予測通りに物事が遷移するかということに関しては指揮官の意図や、突発的なトラブル等完全に読みきれるわけではない。これをミステリーの部分とするとこのミステリーは確定することが難しいことが課題だ。2018/01/15

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