内容説明
アメリカの「専門家重視政策」の転換の背景に存在する、1990年代以降の医療政策過程の変容について、科学者および医師の自律性をめぐる対立の激化に焦点をあて、実証的に分析する。
目次
研究の目的と意義(「専門家重視政策」とその政策過程;一九九〇年代以降の変容 ほか)
第1部 分析アプローチ(専門家の自律性と医療政策過程;「専門家重視政策」とその政策過程 ほか)
第2部 医学研究政策(医学研究の優先順位決定問題をめぐる対立;生命倫理問題をめぐる対立)
第3部 医療保険政策(供給者運営組織問題をめぐる対立;「患者の権利」の保障問題をめぐる対立 ほか)
概括と展望(概括;展望 ほか)
著者等紹介
天野拓[アマノタク]
慶應義塾大学法学部非常勤講師。1971年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専攻は現代アメリカ政治、医療政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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