ビフォア・セオリー―現代思想の“争点”

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766412352
  • NDC分類 104
  • Cコード C3010

内容説明

“現代思想”とは、アクチュアルでポレミック、脱領域的でラディカルな「現代の理論」である。本書では、20世紀の代表的な思想家たちの思想の“争点”自らに思想を語らせる。複数の学問領域を軽やかに横断しつつ、表層的な現象の深層で進行する事態を明らかにし、根源的、根底的、徹底的にその課題を問う理論的知。その絶え間ない批判と反批判の磁場に、20世紀という時代が垣間見える。

目次

第1章 モダンとポストモダン(「モダニズム」の後の「ポストモダン」;モダニズムの擁護―T.W.アドルノ ほか)
第2章 主体と他者(「反人間主義」批判―アラン・ルノー/リュック・フェリー;超越論的自我による他者の構成―エトムント・フッサール ほか)
第3章 イデオロギー論(イデオロギーとは何か―イーグルトン;転倒的な意識としてのイデオロギー―カール・マルクス ほか)
第4章 理性と非理性―ミシェル・フーコー(非理性についての認識論的序説;狂気の宇宙論的経験 ほか)
第5章 アクチュアリティーの所在(権力とは「何か」ではなく「いかに」―フーコー1;生‐権力の網のなかで―フーコー2 ほか)

著者等紹介

田辺秋守[タナベシュウジ]
1960年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程満期退学。ドイツ、ボッフム大学、ベルリン自由大学留学。慶應義塾大学、城西国際大学、東京工芸大学、早稲田大学、各非常勤講師。専攻は、現象学、批判理論、現代思想論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。