内容説明
いまアジアを語る場合、どこにどう切り込めばよいのか、それぞれのテーマに最もふさわしい当代随一のアジア地域研究の語りべは誰か、またそこに慶応政治学科開設百年の伝統の風味をどう加えるか―。これらをふまえての12のテーマに基づく、12人の論客による現代最高の「アジア論」である。
目次
日本にとっての中国
アジアの民族と国家―危機解決の見取図から
日米中関係の構想
海洋世界としてのアジア
世界システムとアジア
アジアの中の日米関係
アジアの中の中国
アジアの中のロシア
アジアの中の朝鮮半島
ASEANの国際関係
台湾アイデンティティとアジア
アジア外交雑感