内容説明
新日鉄生え抜きのエリート部長が、なぜ定年前に自立の道を選択したのか?自らその思考と行動の跡をつぶさにたどり、「充実したサラリーマン人生」の生き方を問う。
目次
自分で考え、自分で選択を(邱永漢)
三十五歳のとき、先のことが気になってきた
後半の人生に備え、定期収入の道づくり
私の財産づくりの源泉は好奇心だった
四十歳から心機一転、異職種部門へ転出
新規事業づくりの船出は失敗に終わる
失敗に鍛えられ、次の企画にはお客が殺倒
土地の主役交代を演出して、時の流れを知る
株を買い、上手なつきあい方を実地で勉強
海外投資の初体験は香港の一坪ショップ
中国の経済発展に相乗りする時がやってきた
五十歳を節目に、自分の力で生きていく世界へ
人から感謝され、歓迎されるのが仕事の原点
六十歳からも、仕事とともにある人生がいい
著者等紹介
戸田敦也[トダアツナリ]
昭和18年3月、兵庫県淡路島生まれ。昭和40年東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現・新日本製鉄)入社。同社都市開発事業部部長を経て、平成6年からビジネスマン向けマネジメント研修講師として活躍。昭和54年、邱永漢著作に接して以来私淑し、全著作を読破。邱氏の作品エッセンス集『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(グラフ社刊)を編集、解説。邱永漢思想の研究をライフワークとしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。