内容説明
人間は人間にとって最高の謎であるといわれております。この謎について考え、想いを巡らすことは誰しも興味深いことではないでしょうか。本書は私たちが、音響学、人間工学、哲学、生物学、機械工学、衛生学、産業医学、健康科学、電子工学、解剖学、製品科学、生理人類学など、それぞれの領域での研究を通じてかいま見た人間像や人間性をご紹介したものです。
目次
アダムの誕生
害なき人々
「老いる」ということ
ヒトとヒトニザルとの関係
味つけの秘訣
朝型人間と夜型人間
「遺体」と「死体」
コンサートホールではどの座席の音がよいのか
色を感じるしくみ
大脳皮質の構造と働き
氏か育ちか〔ほか〕