内容説明
幼いときに虐待された親が、またその子に、という傾向が強いこの虐待は、親による性的、暴力的な行為となって現われている。表に出にくいこの現象を、養護施設の職員たちの格闘の記録をもとに、紛れもない事実として告発する。「子ども虐待」に取り組む第一線の人たちによる「座談会」収録。
目次
1 子ども虐待の基本問題―子ども虐待の現実と発見・援助のあり方
2 子ども虐待の現実
3 性的虐待の現実
4 専門職による虐待
5 性的虐待としての子どもポルノ―性産業と子どもの性
6 「子どもの権利条約」
7 子ども虐待の現実にどう立ち向かうか