パウロの中心思想―霊の息吹の形而上学

パウロの中心思想―霊の息吹の形而上学

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784764269439
  • NDC分類 193.71
  • Cコード C3016

内容説明

パウロの神学は観念的なものではなく、神との人格的交わりへと導く、すべての人を生かす思想である。聖霊の経験をとおして、パウロ書簡のテキストを実践的な“身読”によって解釈し、キリスト教の奥義に迫る画期的な試み!著者の長年の探究から得られたパウロ思想の真髄。

目次

序説(パウロの生涯;パウロの聖霊経験の追経験)
本篇(パウロの福音宣教と黙示思想;パウロにとって福音とは何か;洗礼の祭儀による「交わり」の奥義―「道なるキリスト」の奥義の形而上学;パウロの中心思想―無となった「道なるキリスト」の奥義;感謝の祭儀の奥義―主の晩餐を記念し、天上の晩餐を先取する;終末の天上の宴に向かって力強く歩む)
結語にかえて 私を悩ませ続けた大疑団―広島・長崎の原爆で二〇万人の人が被爆し苦悶死した時、イエス・キリストは何処にいたか

著者等紹介

門脇佳吉[カドワキカキチ]
1926年生まれ。東京大学工学部卒業、工学士取得。上智大学にて文学修士号・神学修士号取得。ローマ・グレゴリアン大学にてPh.D.取得。さらに、フォーダム大学で心理学を、レーゲンスブルク大学でマイスター・エックハルトを研究する。上智大学名誉教授。イエズス会司祭。大森曹玄老師(花園大学元学長)から嗣法。「道の共同体」師家。専門は哲学(人間論)、生涯にわたって禅とキリスト教を理論的・実践的に比較研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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