内容説明
不安とストレスから精神を病み、帰国後も居場所をなくす帰還兵。貧しさから戦場に職を求める途上国の雇い兵。人びとの健康を蝕む劣化ウラン弾の恐怖。内戦で家族が離散し、兵士として組織に取り込まれていく子どもたち…。イラク、アフガニスタン、アフリカなど世界で続く悲しみを追う現代版・戦争と平和。
目次
第1章 イラク帰還兵のオデッセイ―米国
第2章 雇い兵たちの肖像―フィジー、米国
第3章 トロイの木馬、劣化ウラン弾―ベルギー、イタリア
第4章 大地の渇き、広がる戦火―アフガニスタン
第5章 闇の中の子供兵士―コンゴ(淵野新一)
エピローグ 悲劇のメソポタミア
著者等紹介
石山永一郎[イシヤマエイイチロウ]
1957年生まれ。82年共同通信社入社。宇都宮支局、名古屋支社、外信部、マニラ支局、ワシントン支局などを経て現在、編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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