彼らは戦場に行った―ルポ新・戦争と平和

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784764106055
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

内容説明

不安とストレスから精神を病み、帰国後も居場所をなくす帰還兵。貧しさから戦場に職を求める途上国の雇い兵。人びとの健康を蝕む劣化ウラン弾の恐怖。内戦で家族が離散し、兵士として組織に取り込まれていく子どもたち…。イラク、アフガニスタン、アフリカなど世界で続く悲しみを追う現代版・戦争と平和。

目次

第1章 イラク帰還兵のオデッセイ―米国
第2章 雇い兵たちの肖像―フィジー、米国
第3章 トロイの木馬、劣化ウラン弾―ベルギー、イタリア
第4章 大地の渇き、広がる戦火―アフガニスタン
第5章 闇の中の子供兵士―コンゴ(淵野新一)
エピローグ 悲劇のメソポタミア

著者等紹介

石山永一郎[イシヤマエイイチロウ]
1957年生まれ。82年共同通信社入社。宇都宮支局、名古屋支社、外信部、マニラ支局、ワシントン支局などを経て現在、編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よよよ4

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米軍の帰還兵だけでなく、民間「警備」会社の関連企業を通し戦場で輸送等の業務に携わるフィジー人、劣化ウランの健康被害に苦しむ元米兵や現地民間人、アフリカの少年兵など、5つのテーマでのルポが集められている。テーマが分散されている分各章のページ数は少ないけれど、現地に赴き聞き取った「そのときそこにいた人々」の言葉が、決して抽象化を許さぬリアリティーで迫ってくる。戦争は決して抽象化したり記号化したりして語ってはならないものであることを思い出させてくれた。2012/07/06

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