イスラームの歴史〈2〉拡大する帝国

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  • サイズ A5判/ページ数 317p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784764105522
  • NDC分類 226
  • Cコード C0022

内容説明

イスラーム世界とキリスト教世界は浸透と相克の歴史を繰り返してきた。その動きは政治や経済の面だけではなく文化や宗教の面にもおよぶ。ギリシア哲学はイスラーム世界の内部で保存され、中世からルネサンスへと引き継がれていった。キリスト教世界の沸騰は十字軍やレコンキスタ運動へと発展していくが、イスラーム世界ではオスマン朝とサファヴィー朝という巨大帝国が誕生し、その文明はインド、中国、東南アジア、アフリカへと波及する。

目次

第6章 哲学と神学―西暦八世紀から現代まで
第7章 イスラームとキリスト教世界―歴史、文化、宗教の交流
第8章 スルタン制と火薬帝国―中東の諸帝国
第9章 イスラーム帝国の東方進出―南アジアと東南アジアのイスラーム
第10章 中央アジアと中国―トランスナショナル化、イスラーム化、エスニック化
第11章 アフリカのイスラーム―一八〇〇年まで

著者等紹介

エスポジト,ジョン・L.[エスポジト,ジョンL.][Esposito,John L.]
ジョージタウン大学のCenter for Muslim‐Christian Understandingの創立理事、宗教・国際問題の教授

坂井定雄[サカイサダオ]
龍谷大学名誉教授。元共同通信記者、ベイルート、ジュネーヴ支局長

小田切勝子[オダギリカツコ]
翻訳家。京都大学哲学科(仏教学専攻)卒業。鈴木主税氏の主宰する牧人舎に参加
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感想・レビュー

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O. M.

1
イスラームについて包括的に解説した教科書の2巻目。本書では主に、イスラームにおけるギリシア哲学の影響、キリスト教との交流史、中世以降の世界のイスラーム諸国の形成が学べます。私としては、ほとんど知らなかった、南アジア、中央アジア、中国、アフリカ等におけるイスラーム社会の歴史を、まとめて、ざっくり知れたのが有益でした。第3巻へ2016/09/18

ckagami

0
中世にキリスト教徒とムスリムが互いをどう思っていたか、書物に残っているものを分析しているのが面白い。でもイスラームのエジプトやシリアへの普及の部分は時代遅れな記述。東アフリカ部分は簡潔ながらわかりやすい。2021/09/25

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