内容説明
元大本営参謀瀬島龍三は「真実」を語ったか。敗戦、シベリア抑留、対韓賠償…。戦後史の謎に迫る衝撃のルポルタージュ。
目次
第1章 戦後賠償のからくり
第2章 参謀本部作戦課
第3章 天皇の軍隊
第4章 スターリンの虜囚たち
第5章 よみがえる参謀たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふ
1
◯2024/01/30
あきこ
1
マイブームの瀬島龍三。敗戦直後から政界のフィクサーになるまでの瀬島とともに日本の政界の伏魔殿ぶりを丹念につづった印象。戦後処理と日本の経済発展のために政界、経済界がいかに行動してきたのか。東西冷戦時代にソ連とアメリカの間に挟まれた日本はどうだったのか。それはそのまま現在の政治にも繋がる黒い影を落としている。そこで瀬島はどう思いどう行動したのか、わからないことも多かったが昭和史を考えると興味深く読めた。ほかにも読んでみたい。2016/07/13
月光密造者
0
瀬島龍三の波乱に満ちた人生。批判も多いが、戦後復興に力強く取り組んだ人物に思える。2010/05/06
ひろま
0
まさに黒歴史。戦前から戦後の日本の醜い部分が明らかにされていく。教科書には載らない話。しかし、どうやって日本の戦後の発展ができたのか。この本に載っている話を衆知してみんなで考えない限り、バブル崩壊以降の停滞からの脱出はない気がします。最終パートに生き証人3氏(崔英沢, 井本熊男, イワンコワレンコ)のインタビュー全文を載せたのはナイスでした。2023/11/11
ハイディ
0
瀬島龍三という人はよくも悪くも何でもこなせる能力の高い人だったのだろう。2022/09/15