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作業療法実践の仕組み 事例編

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  • サイズ A4判/ページ数 391p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784763921116
  • NDC分類 494.78
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 本書は好評書『作業療法実践の仕組み』の姉妹編にあたり,身体障害,精神障害,発達障害,高齢者・地域という主要な領域を網羅した総勢27名の作業療法士による28の事例を通して,初回評価から作業療法計画と実施,再評価,終了からフォローアップまでの各ステージにおける作業療法実践の手順を詳しく解説したものである.
また本書では「EBP(根拠に基づいた実践)」の確立という現代の社会的な要請を受けとめ,作業療法の効果証明の根拠となる治療記録の作り方についても詳しく解説した.治療記録やデイリーノートなどから効果の判断基準となる質を備えた情報をどのようにして抽出すればよいかがシェーマを使って分かりやすく説明されている.
本書と前著『作業療法実践の仕組み』を順序だてて学習することによって,作業療法の概論から臨床実習,そして臨床までの広い範囲にわたる知識の習得や整理ができる構成となっている.    

《目次》
第1章 作業療法実践の整合性
基本となる方式とその解説
 1.身体障害の事例にみる作業療法のモデル事例―脳卒中に対する作業療法
 2.精神障害の事例にみる作業療法のモデル事例―統合失調症に対する作業療法
 3.発達障害の事例にみる作業療法のモデル事例―脳性麻痺に対する作業療法
 4.高齢者,地域の事例にみる作業療法のモデル事例―障害のある高齢者(リウマチ,痴呆)に対する作業療法
第2章 作業療法実践の事例
■身体障害の事例にみる作業療法
  脳卒中急性期に対する作業療法
  乳癌術後急性期から回復期に対する作業療法
  手指複合組織損傷(早期運動例)に対する作業療法
  右前腕複合組織損傷に対する作業療法
  脳卒中後,重症身体・認知機能障害に対する作業療法
  ポリオ後遺症に脳梗塞後右片麻痺となった事例に対する作業療法
  脳梗塞後超急性期,重度左片麻痺,左半側空間無視を呈した事例に対する作業療法
  頸椎後縦靭帯骨化症,パーキンソン症候群の疑いを呈した事例に対する作業療法
  脳梗塞後,左片麻痺に対する作業療法
  くも膜下出血後,長期経過後の外来作業療法
■精神障害の事例にみる作業療法
  躁うつ病の病的状態からの早期離脱および二次的障害の防止を目的とした亜急性期に対する作業療法
  統合失調症に対する通院作業療法
  統合失調症に対して入院歴37年後に初めて実施した作業療法
  統合失調症に対するデイケア作業療法
  統合失調症に対する外来作業療法の維持
■発達障害の事例にみる作業療法
  重症心身障害児の通園における回復・維持期の作業療法
  広汎性発達障害(PDD)児に対する作業療法
  分娩麻痺児に対する作業療法
■高齢者,地域の事例にみる作業療法
  左片麻痺に対するデイケアでの作業療法
  右片麻痺,変形性膝関節症に対する介護老人保健施設での作業療法
  脳性麻痺に対する特別養護老人ホームにおける作業療法
  左片麻痺,福祉機器の導入に関わる作業療法
  左片麻痺,失調症に対する住宅改修を通した作業療法
  統合失調症,地域作業所における作業療法
第3章 作業療法効果を証明できる(EBPに向けての)記録
記録の意義
 1.「記録」その理解に向けて
 2.記録はなぜ必要か
 3.本著の求める記録とは
 4.記録作りのポイント
記録と作業療法効果判定:記録すべき項目と内容
事例から作成される作業療法効果判定/データベースとして活用するには

内容説明

28の事例をもとに、作業療法実践の手順を詳しく解説。作業療法効果の証明(EBP)の根拠となる臨床記録の書き方とポイントも詳説。

目次

第1章 作業療法実践の整合性
第2章 作業療法実践の事例(身体障害の事例にみる作業療法;精神障害の事例にみる作業療法;発達障害の事例にみる作業療法;高齢者、地域の事例にみる作業療法)
第3章 作業療法効果を証明できる(EBPに向けての)記録

著者等紹介

矢谷令子[ヤタニレイコ]
新潟医療福祉大学医療技術学部作業療法学科、作業療法士

福田恵美子[フクダエミコ]
山形県立保健医療大学保健医療学部作業療法学科、作業療法士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。