内容説明
二〇一〇年六月に改正貸金業法が全面施行されようとしている。これを機に、サラ金は全滅するだろう。サラ金といっても「立派な」一部上場企業もある。サラ金のニーズがなくなったわけでもない。しかしサラ金は潰されようとしている。改正貸金業法は、建て前上、多重債務問題解決と健全な貸金市場の形成のためになると言われているが、果たして本当にそうなのか。一体、何のためにサラ金を潰そうとしているのか。多重債務問題のために本当に必要なことは何なのか―。これらの問題をサラ金の現場から検証したのが本書の内容である。
目次
はじめに 改正貸金業法施行で多重債務問題は深刻化する
1章 サラ金潰して弁護士大儲け―過払い金バブル狂乱
2章 改正貸金業法施行で自殺者・ヤミ金急増―何のための改正なのか
3章 崩壊するサラ金の現場―「捏造」テープで狙い撃ちされたサラ金
4章 モラルなき債務者、萎縮するサラ金―迷走する貸金業界
5章 サラ金のあるべき姿とは―金貸しの原点に戻れ
あとがき 改正貸金業法は何のために
著者等紹介
笠虎崇[カサコタカ]
カメライター(カメラマン&ライター)。トラベルライター。金融ライター。1975年横浜生まれ。埼玉県立川越高校卒、中央大学法学部卒業後、アイフルの不動産担保ローン部門に勤務。2年で総額10億円を融資するトップセールスマンとして活躍。1999年アイフル退職後、アジアを4ヵ月放浪。帰国後、編集・ライター・カメラマンに転身。主に、旅行、金融記事の執筆を行う。2000年よりホームページ「かさこワールド」を立ち上げ、毎日日記を更新(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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