K.―消えた娘を追って

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763407405
  • NDC分類 969.3
  • Cコード C0097

内容説明

ある日突然姿を消した娘を捜す父親Kの物語。Kはユダヤ系ポーランド人で、ブラジルに移住する前に祖国で反政府活動のため投獄された経験を持つ。父親の苦悩と真相解明を求める姿、失踪者家族たちの訴え、娘や婿の手紙、軍部側の動き…そしてなんらかの形で事件に関わった人々の思いが、まるでひとつの合唱のように響き合い、少しずつ全貌が明らかになる。ダブリン国際文学賞ノミネート。

著者等紹介

クシンスキー,ベルナルド[クシンスキー,ベルナルド] [Kucinski,Bernardo]
1937年、ブラジル、サンパウロ生まれ。ユダヤ系ポーランド人移民の二世。ブラジルのジャーナリストで、2012年までサンパウロ大学国際ジャーナリズム学科の教授。ブラジルの軍政時代(1964‐1985)には自主的にイギリスに亡命し、BBC他でジャーナリストとして活躍。妹のアナ・ホーザが行方不明になったため1974年ブラジルに帰国。労働党党首ルーラ大統領の第一期(2002‐2006)には大統領の特別補佐官を務めた。サンパウロ大学退職後、作家活動に入る

小高利根子[コダカトネコ]
東京都出身。1968年東京外国語大学英米科卒業。1970年より数年ずつブラジル、サンパウロ市へ。通算22年以上、ブラジルに住む。1974年から1976年までの2年間、サンパウロ大学人文学部社会学科に在籍。日本では「アムネスティ・インターナショナル日本」、「日本ラテンアメリカ子どもと本の会」会員。ブラジルでは「ブラジル日系文学会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

41
ドキュメントタッチのモノローグ。次々と個人名が出ては消え、虐殺機関の存在、軍事政権のあられもないやり口、そして日本の裏側という位置関係(といっても移民ではかなり親密な関係)かなり浸透圧PHが高く、通し読み能わず。伯軍事政権による拉致で行方不明になった娘 (イディッシュ文学への没頭で政治闘争に巻き込まれていた、そのサインすら気づけなかった)父であるKはユダヤ系ボーランド人、よってナチスになぶられ、身内2人は殺された。ユダヤ人たる矜持から崇高なる言語に魅せられ、為に娘を見殺した自責する2016/01/16

ユーカ

29
1970年代、軍事政権下で失踪した娘を探す父親。実際にあった出来事をベースに書かれた小説。小説としての面白味にはやや欠けるが、当時のブラジルがどのような状況にあったのかを知るには、読みやすく入りやすい良書ではないかと思う。2016/05/03

Porco

18
恥ずかしながら、ブラジルに軍事政権の時代があったことを知りませんでした。冷戦下の中南米の歴史というのは、なかなかに悲劇的ですね。ブラジルのユダヤ人という存在にも気がついたことがありませんでした。勉強になりました。2017/01/17

宇宙猫

17
挫折。ブラジルの軍事政権のことを知らないから状況が分からなくてピンとこない。2015/12/04

がんちゃん

1
 今から四十年前に軍事独裁政権下のブラジルで起こったこと。自分たちと違う意見を主張しているというだけで平気でその者たちを抹殺する権力。権力とはそれを可能にするだけの力を持っているということ。だからこそ、そのことに見て見ぬふりをする人たちが確実にいるということ。それを一言でいえば保身。我が身かわいさ。なんとも悲しくなるが、これもまた人間。しかし、はたしてその場に自分が立たされたとき、抗議の声をあげることができるのか。試されているのは他でもない、本書を読んでいる自分。今を生きている自分。2016/01/13

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