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内容説明
資本主義勃興期の合理性・禁欲精神を体現する“経済人ロビンソン・クルーソウ”に対して、自分を「主人」にしてしまう“文学人ロビンソン・クルーソウ”の発見。神と人間を結びつける“愛”から人間同士の“愛”へ人間の自由意志を強調したミルトンにおける“夫婦愛”。文学作品の中にたどる「人間的生」の諸相。
目次
序章 有名でない理由―自己紹介を兼ねて
第1章 「文学人」を求めて
第2章 神の愛(agap^e)
第3章 男の愛(eros)
第4章 ‘Friendship’との出会い
第5章 「文学人ロビンソン・クルーソウ」
著者等紹介
滝沢正彦[タキザワマサヒコ]
1940年生まれ、富山市出身。1964年東京大学文学部英吉利文学科卒業。1966年同大学院人文科学研究科修士課程修了。國學院大学講師・助教授、一橋大学助教授・教授、昭和女子大学教授を経て、2011年退職。一橋大学名誉教授。専攻、ミルトンを中心とした英文学・文芸社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。