内容説明
本書は、日田市が市民とともに国を相手に戦い、「まちづくり権」を初めて提唱した感動的なドキュメントである。この問題に取り組んだ市と市民、弁護士の熱情がほとばしり出ている画期的な記録である。
目次
第1章 水郷のまちが危ない―人・まちの個性が輝き、響きあう共生都市(日田市長の訴え;日田市とはどういう「まち」か)
第2章 「まちづくり」にギャンブルはいらない―全市あげての反対運動(「サテライト日田」進出計画;「サテライト日田」とは何か ほか)
第3章 地方自治体が国を訴える―「まちづくり権」の提唱(憲法違反で国を提訴;「まちづくり権」の提唱 ほか)
第4章 歴史的和解―「まちづくり」は地域の現場から(別府市との和解への道;別府市の日田進出断念と訴えの取り下げ)
著者等紹介
寺井一弘[テライカズヒロ]
弁護士(東京弁護士会所属)。リベルテ法律事務所所長。1970年弁護士登録。1989年日本弁護士連合会常務理事。1995年東京弁護士会副会長。1995年関東弁護士連合会常務理事。1996年日本弁護士連合会刑事弁護センター委員長。1997年日本弁護士連合会米国刑事司法制度視察調査団団長。1998年日本弁護士連合会事務総長。1998年司法試験管理委員会委員。2002年日本弁護士連合会司法改革実現本部副本部長
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