好きなことに、バカになる

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好きなことに、バカになる

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784763199959
  • NDC分類 501.4
  • Cコード C0030

内容説明

「論文の引用件数」世界一の学者が編み出したものごとの本質をつかむ思考法と、世界的発見の舞台裏。

目次

序章 プロローグ(社会の発展を「根底」で支えるものとは?;世界を変えるのは「平凡から非凡を生む」技術だ ほか)
1章 好きなことに本気になれ!(人生にきらいなことをしているヒマなどない;不安や孤独を克服してくれるもの ほか)
2章 発見はあるチーム、ある人物に集中する(もっとも相性の悪い「鉄」で超伝導に成功!;応用分野は送電線、MRI、リニアモーターカー ほか)
3章 「諦めない」をつらぬくこと(この世に「一〇〇%の失敗」などありえない;仕事は「オール・オア・サムシング」である ほか)
4章 回り道こそ、力になる(「ものづくり」という言葉は大きらい!;火を消すはずの水から、なぜ燃焼物が生まれるのか? ほか)

著者等紹介

細野秀雄[ホソノヒデオ]
東京工業大学フロンティア研究機構&応用セラミックス研究所教授。1982年東京都立大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。名古屋工業大学工学部助手、助教授、東京工業大学助教授、分子科学研究所助教授を経て、99年東京工業大学応用セラミックス研究所教授。2004年10月より現職。専門は無機材料科学。これまでに紫綬褒章、藤原賞をはじめ、文部科学大臣表彰、服部報公賞、井上学術賞、本多フロンティア賞など数多くの賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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booklight

27
ガラスの半導体、セメントの金属化、鉄製超伝導体の発見をした「現代の錬金術師」による材料化学の面白さと研究姿勢について。透明なものが好きで透明な酸化物を掘り下げて研究していくうちに大発見に。最近この手の本を読んで思うのは、自分を肯定するために、らしいことをいっているんだな、ということ。「嫌いなことをしている暇はない」「オール・オア・サムシング」「心の静摩擦」など。参考になる言葉を拾うのがいいと思う。おめでとうではなくありがとうといわれた、などは当人でないと知りえない言葉も面白い。読んで元気になった。2023/11/04

Kouro-hou

9
材料科学者のエッセイ本。好きなことだから掘り下げられる、徹底的にやれる。ニッチ分野の第一人者になれるかも。嫌いな事を延々とやってる程、人生は長くないよとか。なかなか腰が重くて作業に取り掛かれないけど、始めてしまうと集中してやっている事を摩擦に例えている辺りは面白い。 井の中の蛙は大海を知らないけど空の高さを知っている、とかなかなか詩的ですな。名前は知ってるけど原理は理解してなかった超伝導の仕組みとか、身近にあるけどイマイチ理解していなかったセメントとは何ぞやの解説も楽しい。2014/04/20

星空の挑戦者

7
all or something 100%失敗はない。そのデータから引きだせる情報が必ずある。100点がないかわりにゼロもない。必ず何かがある。さすが人材育成のプロの言葉だ。2011/04/14

ビター

2
バカになろう。2017/03/29

kuro

2
材料工学を専攻しているため、筆者のことば一つ一つがより身近に感じて思わずのめり込んだ。回り道は当たり前、バカになろう。いいタイミングで読めたことに感謝。2012/06/15

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