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難病東大生―できないなんて、言わないで

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784763199119
  • NDC分類 916
  • Cコード C0030

内容説明

入学直後に訪れた突然の悲劇…。絶望と不安の中で新しい世界に足を踏み入れた私は、とあるビジネスコンテストで100万円獲得。「諦めなければ、誰でもできる、何でもできる」会場が笑顔と感動に包まれた、出版甲子園入賞作。

目次

1章 私、難病なんですか…?(人生が一気に転落した瞬間;夢を捨てて入った東大と、夢をかなえて入った東大 ほか)
2章 「できない」なんて言わない!(「乗り越えられる人にしか、病気はやってこない」という言葉の大ウソ;卵巣嚢腫にかかったのも、「時代の先駆け」にすぎない ほか)
3章 難病でも、自分の足で前進できる(「課外活動」を始めたきっかけは、「DVからの解放」だった;私が恋愛なんて望めるのか? ほか)
4章 私、これからも元気です。(病気は増えているのに、知っている人は増えてくれない現実…;「頭でっかち」の弁護士への夢 ほか)

著者等紹介

内藤佐和子[ナイトウサワコ]
1984年、徳島県生まれ。2003年に東京大学文科三類に入学するも、夢を追って再度東京大学文科一類を受験し、合格。その直後、体調不良に陥ると、三か月もの検査期間を経て、難病の「多発性硬化症」と診断される。言いようのない不安を抱えながらも、前を向いて生きようと、数々の学生団体に参加。SNSサイト「GREE」のアクセスランキング一位獲得、ビジネスプランコンテスト「TRIGGER」で優勝し百万円獲得など、周囲を驚かせる活躍を見せる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くぅ

29
今、特定疾患になる方は珍しくない。著者は多発性硬化症。でも、この本の中で特定疾患や著者の疾患について、より理解が深まるような情報はあまりない。ひたすら「難病と言われたけど私はこう頑張った!」ということが書かれている。挫けず前向きに人生を走る彼女を凄いなぁとは思う。でも、こう言わざる得ないような内容になっている気がするのが残念。一日一日を大切に愛おしく生きるのは大切。しかし、そう生きたいのは彼女だけじゃないというところにあまり目が行き届いてないのか…頑張る彼女に罪はないけど、伝え方が好きじゃない。2015/03/04

なるときんとき

13
徳島市長になったので読んだ。腐れ縁の恋人と離れるために中学3年で留学できる機関を探して高校1年で留学したとかすごい。行動力とか前向きなところは本当にすごいと思うけど、難病について知ってもらいたいと言う割に多発性硬化症のことはあまりよくわからなかった。人によって病状が違うのもあるかもしれないけど。あとサンマーク出版は胡散臭いイメージがある。2021/01/18

夏尾

6
こういうエッセイを読んだりルポルタージュを読んだりすると、「知る」ということが一体どこまでの範囲までいけば「知っている」と言えるのか、いつも悩みに悩む。知識本を読んで知識を身につけて「知った」なのか、それともそのある種の戦場に居る当事者とならなければ「知った」と言えることは一生ないのか。専門家レベルにでもならなければ「これをもっと知ってください」と声を大にして発言ができないのだろうか。結局どのレベルに至ろうとも、誰もがうんと頷いてくれることはない。その線引きが難しい。下手にやれば誰かを傷つけてしまう。2016/09/03

ybhkr

4
日本で数人の難病患者大野更紗さんの本の後に読んだので、一万人に一人という発症率に慄いてしまった…。難病を患いながらも結婚して仕事もして、タイトル通り「できないなんて、言わないで」な人生を歩んでいるお方。本には書けない葛藤もいろいろあると思いますが、乙武さんもそうだけど、障害でも難病でも誰もがこんな風に生きられるわけではない。あくまでも1万人に一人の一難病患者さんの本として読まなくてはなぁ…。著者をこの病気の代表者だと思ってはいけないなぁ…とmixi事件やだんな様とのくだりを見て改めて実感した。2014/11/28

はこざき

3
特定疾患である多発性硬化症を発症した著者のありのままの気持ちを記した良書。病気で失ったこと、病気になったからこそ得られたものが読みやすく描かれています。2010/12/09

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