内容説明
売らずに、売る。新車販売台数最高記録を2年連続更新し、高級車国内販売ナンバーワンを成し遂げた歴代初の日本人社長が、強さの秘密を初公開!!
目次
変わらずに、変わり続ける
1 売らずに売る―メルセデスな売り方
2 グローバルでドメスティック―メルセデスな流儀
3 ていねいでありながら最速―メルセデスな仕事
4 人は大切、効率も大切―メルセデスな組織
5 王道なのにポップ―メルセデスなひとひねり
6 数はやがて質になる―メルセデスな経営
伝統を守り、今を生き抜き、未来につなぐ
著者等紹介
上野金太郎[ウエノキンタロウ]
メルセデス・ベンツ日本株式会社代表取締役社長。1964年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒業後、1987年創業間もないメルセデス・ベンツ日本に新卒採用1期生として入社。営業、広報、ドイツ本社勤務などを経験したのち、社長室室長、商用車部門取締役、常務取締役、副社長などを経て、2012年代表取締役社長兼CEO就任。歴代初の日本人社長となる。これまでの顧客を大切にしながら、新しいマーケットにリーチすべく数々の斬新な手を打ち、2年連続で過去最高となる国内新規登録台数を記録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
40
築いた信頼に胡坐をかかず、「変化」を先取り提案。車というモノではなく、ライフスタイルという概念を売る志し。「子供への返信」もその一環ではなかろうか。PDCAの徹底と共に、失敗を糧としチャレンジさせる文化が土壌。リーダーが身体を張る姿勢も、社員が一歩踏み出す勇気となる。著者の哲学云々ではなく、熱意と実行力を肌で感じさせるスタイルが強みという印象。一方、唯一腹に落ちなかったのが「(新車発表会における)ビキニ」。唱える理論と必要性。現実の来訪者の認識や如何に・・・。2015/10/26
スプリント
10
ブランドにあぐらをかくのではなく ブランディングの新しい試みを次々とチャレンジする姿勢が 強固で信頼できるブランドイメージの維持につながるのだとわかった。2022/01/22
ぷに
4
「起承転結の起のプロセスをすっ飛ばしては、「承」の部分でも目標を実現するための''できる理由''を探すのではなく、手順に走ってしまう。」上に立つにあたって論理的思考も人としての情とやらの持ち備えのバランスって大事だなと痛感。2020/03/15
Kentaro
4
ダイジェスト版からの要約 「本当にクルマの販売はしないつもりなのか? それでどうやって予算が取れる?」。それでも2011年7月、予定どおり〈メルセデス・ベンツ コネクション〉はオープンしました。「コーヒーで儲ける必要はない。だけど赤字を出す必要もないぞ。」あらゆる方法でファンをつかみたい。朝の散歩ついでにカフェに立ち寄ってくれれば、やがてメルセデスは、その人のライフスタイルの一部になれる。結果は大成功でした。同様の施設は、〈メルセデス・ミー〉という名称で世界40か所で展開されることが決まっています。2018/04/20
M
3
学びは前半に集中していて、後半はサラッと読んでも良いかも。「何台なら売れるだろる、ではなく、何台売るかを目標にすべき」は正に営業という感じだけれど、そこにある意識の重要なポイントは「わざわざ手間とコストをかけて、日本仕様車を生産する必要はない」と本国に思われないようにすることと。 IT系もそうよね、日本原産の技術が少ない中、海外から魅力が少ないと思われれば終わり。外資が日本から撤退する、を喜んでたらいかんのよね。本当に。2017/01/22