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女装して、一年間暮らしてみました。

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784763134363
  • NDC分類 946
  • Cコード C0030

内容説明

もう、「男らしさ」の檻の中で生きるのはやめた。著者が体を張ってのぞんだ、驚愕のノンフィクション。

目次

初めてのストッキング―求めていたものが、そこにあった
初めてのおっぱい―もう、男らしくいなくてもいい!
初めての化粧―知らなかった感情と、新しい経験
初めてのハイヒール―ワンピースを着た僕は、男じゃないの?
初めてのデート―最低限の化粧をしないと、外に出られないよ!
妻へのカミングアウト―好きなときに、好きなように、強くも、弱くもなりたい
初めての男の視線―男性との外出の、意外な心地よさ
自分の心のなかへの旅―初めて知った「女性アンテナ」の存在
真っ赤なストッキング―女装すると、女性らしくなる?
男らしさと女らしさ―変わってしまった、人々の反応〔ほか〕

著者等紹介

ザイデル,クリスチャン[ザイデル,クリスチャン] [Seidel,Christian]
ドイツの作家、元テレビ番組・映画プロデューサー。1959年生まれ。大学で演技や舞台技術を学んだあと俳優としてスタート。その後ジャーナリズムの世界に入り、さらに80年代から90年代にかけては広告業界で活躍、クラウディア・シファーやマーゴ・ヘミングウェイなど有名モデルのアドバイザーを務めた。2005年に自動車事故で九死に一生を得たあとは、それまでの一切の仕事から手を引き、東洋哲学の研究と執筆に専念している。テコンドーの修業などをつうじて学んだ東洋の精神を生かし、企業経営者向けに新しい生き方のコーチングやコンサルティングもおこなっている

長谷川圭[ハセガワケイ]
翻訳家。高知大学学士課程(ドイツ文学・語学)およびドイツのイエナ大学修士課程(独語および英語言語学)を卒業。その後、大学等で日本語とドイツ語の講師を務めるかたわら、翻訳家として医療、環境、技術などさまざまな分野の翻訳を手がける。ドイツ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

111
タイトルに惹かれて手に取りました。タイトル通り、実験としてノーマルな男性が女装して一年間暮らしてみた結果を綴った体当たりなレポ。本書を読むといかに人は性別に囚われてることが解ります。それはなんと窮屈なことだろう。女性差別、又は女装している男性への差別も体験する著者。「女らしさ」「男らしさ」ではなく、大切なのは「自分らしさ」なんだと思います。最初はきっと驚くだろうけれど、その人らしくいられるなら、女装しようが男装しようが私は別に構わないかなと。ジェンダーについて色々と考えさせられる1冊です。面白かったです。2016/05/20

おかむら

58
防寒用にストッキングを履いたことから始まるめくるめく女装の世界。ドイツのおじさんの1年間の女装実験。ブラ、ウイッグ、スカート、ハイヒール、メイク、ペディキュアとハマっていく様子が楽しい! 男性の友だちが離れてく一方女性の友だちが寛容なのがなるほどなー。実体験したからこそ男女の意識の違いなど著者の考えに説得力あります。面白かった! 「今必要なのは女性の進出じやなく男性の撤退なんだ、おれはそう思う」←そうだそうだ!2015/09/18

鱒子

50
図書館本。広告やテレビ業界で成功したドイツ人男性(190センチ、痩せ型、おでこM字)が、女装して過ごした日々のエッセイ。違う視点から社会を分析し、そして自分をもっと好きになるために女装は必要な事だったのでしょう。女性に幻想を持ちすぎな気はしますが(^◇^;)… 性別云々よりも 相手を人間として扱う という考え方は、とても尊敬できます。2018/04/17

D21 レム

40
一般の男性が、自分の中に女性性があることに気付き、勇気をもって女装して出かけたり、女友達と共感しあったり、男性の友達を失ったり、暴漢に襲われたりする中で、男性がいかに「男らしさ」という規範にがんじがらめになって生きているかということに気が付く。普段は当たり前のものと思っている男女の意識の持ち方を知る。男性が理想とする女性が幻であるのと同じく、女性が思い描くような理想的な男性もいないことを著者は力説しているところがおもしろい。ストッキングや、様々な洋服、化粧がいいものだと再発見した。新鮮な本だった。2016/01/15

Norico

39
女性を理想化しすぎてる気もしましたが、全体的には面白かった。海外に比べて日本では服装や行動の性による規範は少ない気がするので、、日本人男性が女装しても、これほどの解放感を得られるのかは微妙なとこでしょうか。と言えるのは他人事だからで、例えば自分の父親が、突然女装で暮らしはじめたらやっぱりイヤな気がする…キレイなら許せるかな…。ザイデルさんの女装写真も載せて欲しかった。2015/11/05

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