インモラル・アンリアル―現代タイ文学 ウィン・リョウワーリン短編集

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763123237
  • NDC分類 929.363
  • Cコード C0097

内容説明

東南アジア文学賞をはじめ多くの文学賞を受賞した、現代タイを代表する作家の傑作短編集。

著者等紹介

リョウワーリン,ウィン[リョウワーリン,ウィン][Lyovarin,Win]
1956年3月23日、南タイのソンクラー県生まれ。地元の中学を卒業後バンコクの有名高校へ進学、チュラロンコーン大学建築学科卒。タマサート大学修士課程でマーケティング専攻。修了と同時にシンガポール、次いでアメリカで広告業界の仕事に従事、85年に帰国するとコピーライターを経て92年の短編『肉欲と涅槃』(チョー・カーラケート短編文学賞受賞)でタイ文壇にデビューした。その後、短編集『嘆きの凶兆』『黒い手帳と紅葉』(ともに95年)で全国図書開発委員会賞を受賞。97年に東南アジア文学賞を受賞した長編『平行線上の民主主義』はタイの歴史家、文学者、ジャーナリズムの間で大論争を巻き起こした。99年には短編集『人間と呼ばれる生き物』で二度目の東南アジア文学賞受賞を果たし、一躍、時の人となった。2000年には国際交流基金に招かれ来日、日本の作家と対談したほか、広島での体験をエッセイで発表するなどした

宇戸清治[ウドセイジ]
1949年福岡県生まれ。(財)五島美術館学芸員補のかたわら早稲田大学社会科学部卒。ベルリン工科大学経営学部中退後、76年より4年間、(財)海外技術者研修協会バンコク長期出張員としてタイに滞在。帰国後は東京外国語大学大学院修士課程を経て、86年助手。現在、同大学教授。専攻はタイ文学。ウィン・リョウワーリン氏とは2000年6月に東京で対談、01年国際交流基金主催のタイ作家、チャート・コープチッティ氏の来日講演ではコーディネーター役を務めた
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はささ

1
★4 あまり馴染みのない国の文学ってどんな感じだろう?と借りて見た本。すごく面白い!というわけではないが新鮮だった。2013/07/09

あむけ

0
現代タイ文学で注目の作家。来日したとくの広島での体験をエッセイで発表するなど、日本との関わりもある。 これは短篇集だが、一つ一つ取扱いや題材が違っている。「肉欲と涅槃」は俗世間と清浄な世間が並列に書かれ最後に交わるように書かれ、極めて大胆である。 タイ人や国柄も感じられる。2012/05/24

Live st

0
日常であまり接することの無いアジアの現状に触れることができる。また実験的試みもあり他の作品も読みたくなる。2009/11/15

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